今季は、球界最年長投手の山本昌（中日）を始め、谷繁元信（中日）、斎藤隆（楽天）、和田一浩（中日）など40代以上の選手が次々に現役引退した。球界全体で若返りが進んでいる。そこで、現時点での来季12球団の最年長選手を見ていきたい。

　DeNAの最年長・三浦大輔が来季の球界最年長になる。三浦は91年ドラフト6位で大洋に入団。チーム名が大洋、横浜、DeNAと変更してもプロ入りから24年間一度も移籍することなく横浜一筋でプレーを続ける。98年に12勝をマークし、38年ぶりのリーグ優勝と日本一に大きく貢献。強かった頃も弱かった頃も知る“横浜のレジェンド”といえるだろう。

　また横浜が38年ぶりに日本一となった年に、甲子園春夏連覇を達成した横浜高の松坂大輔（現ソフトバンク）を筆頭に和田毅、杉内俊哉など活躍している同学年選手が多く、『松坂世代』と呼ばれた世代も球団で最年長となる選手が出てきた。

　1980年生で西武の渡辺直人と上本達之は、西口文也が現役引退したこともあり、チーム最年長。オリックスも来季の契約が不透明なバリントン、2年契約のブランコ、松坂とリトル時代チームメートだった小谷野栄一もチームで一番年齢が高い。

　現時点でチーム最年長のソフトバンク・スタンリッジは2年契約が満了し退団が噂される。そうなると、五十嵐亮太、カニザレス、細川亨が最も高い年齢の選手となる。他球団でもこの先、戦力外通告や自由契約があれば、さらに若返る可能性がありそうだ。

【現時点での球団別最年長選手】
＜パ・リーグ＞
【ソフトバンク】
スタンリッジ
生年月日：78年11月9日生

【日本ハム】
武田勝
生年月日：78年7月10日生

武田久
生年月日：78年10月14日生

【ロッテ】
井口資仁
生年月日：74年12月4日生

【西武】
渡辺直人
生年月日：80年10月15日生

上本達之
生年月日：80年11月8日生

【オリックス】
バリントン
生年月日：80年9月30日生

小谷野栄一
生年月日：80年10月10日生

ブランコ
生年月日：80年11月10日生

【楽天】
レイ
生年月日：74年11月27日生

＜セ・リーグ＞
【ヤクルト】
ロマン
生年月日：78年11月28日生

【巨人】
相川亮二
生年月日：76年7月11日生

【阪神】
福原忍
生年月日：76年12月28日生

【広島】
黒田博樹
生年月日：75年2月10日生

【中日】
岩瀬仁紀
生年月日：74年11月10日生

【DeNA】
三浦大輔
生年月日：73年12月25日生

※球団別最年長選手は2015年10月29日時点
※この先、契約満了、自由契約、FA移籍などで最年長選手の変動あり