巨人の秋季練習が3日、ジャイアンツ球場で行われ、来季から一軍打撃コーチを務める内田順三コーチがこの日も精力的に打撃指導を行った。

　晴天に恵まれた第3クール2日目は、伸び悩む中井大介をロックオン。今季も二軍コーチとして接してきた大砲候補に対し、スイング時の手首の返し方など、身振り手振りを交え約1時間に渡り指導した。

　中井は今季、4月から一軍メンバー入りを果たし月間打率.368（19打数7安打）をマーク。その活躍が認められ4月29日の中日戦で“第83代4番”に抜擢されたが、2打席凡退したところで交代を告げられた。好調も長続きせず、終わってみれば打率.209、0本塁打、2打点と低迷。二軍でも打率.263、2本塁打と精彩と欠いた。

　内野手には和田恋や岡本和真などフレッシュな大砲候補も多く、中井は彼らとともに7日からの宮崎キャンプに参加する。名伯楽の教えから飛躍のきっかけをつかみ、貧打解消への救世主になってほしいところだ。