11月8日に「WBSC世界野球プレミア12」が開幕する。プレミア12では、日本で活躍する助っ人が各国の代表に選出されている。

　チャイニーズ・タイペイには選手契約締結以前に、日本の高校に在籍していたこともありシーズン中は日本人登録扱いとなっている陽岱鋼（日本ハム）を始め、郭俊麟（西武）チェン・グァンユウ（ロッテ）、来季から育成契約を結ぶことになった宋家豪（楽天）などが選出された。

　チャイニーズ・タイペイは1次ラウンドAグループとなっており、日本との対戦はない。ただ、1次ラウンドを勝ち抜くと、決勝トーナメントで戦う可能性がある。日本野球をよく知る陽岱鋼、チェン・グァンユウなどがおり、日本も注意していかなければならない。

　また、1次ラウンドで日本が初戦に札幌ドームで戦う韓国には、李大浩（ソフトバンク）、イ・デウン（ロッテ）がいる。李大浩は先日まで行われていた日本シリーズでも、MVPに輝くなど打撃好調。初戦に先発する大谷翔平（日本ハム）は今季、李大浩に対して8打数1安打と抑え込んでいるが、長打に気を付けたいところだ。

　その他、日本と同組にはドミニカ共和国代表にルナ（中日）、ベネズエラ代表にカラバイヨ（オリックス）などがいる。

【プレミア12に代表選出されているNPBで活躍する主な助っ人】
●キューバ
メンドーサ（巨人）
デスパイネ（ロッテ）

●チャイニーズ・タイペイ
郭俊麟（西武）
チェン・グァンユウ（ロッテ）
宋家豪（楽天）
陽岱鋼（日本ハム）

●オランダ
バレンティン（ヤクルト）

●韓国
イ・デウン（ロッテ）
李大浩（ソフトバンク）

●ベネズエラ
カラバイヨ（オリックス）

●イタリア
マエストリ（オリックス）