ニュース 2015.11.09. 14:15

大谷の快投にアメリカも熱視線…MLB公式サイト「すでに大会を支配」

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韓国戦で快投を見せた大谷翔平に米メディアも熱視線[Getty Images]
 11月8日、いよいよ開幕した野球の国際大会「プレミア12」。オープニングゲームでいきなり実現した日韓戦は、日本が韓国を5-0で下し、初代王者へ好スタートを切った。

 初めての国際大会、その初陣を勝利で飾った小久保裕紀監督は、「大谷翔平に尽きる」と先発した21歳の若き右腕を讃えた。

 大谷にとっても代表のトップチームで臨む国際大会は初めて。それも大会の初戦という大役を任されながら、6回を2安打、10奪三振で無失点。強力・韓国打線を寄せ付けず、敵将には「良い投手に打者がついていけなかった」とまで言わしめた。

 日本の若きエースの投球には、海の向こう・アメリカからも熱い視線が注がれた。

 札幌ドームにはメジャーリーグのスカウトたちが訪れて直接視察が行なわれたほか、MLB公式サイト『MLB.com』には「日本の二刀流・大谷翔平は、すでにプレミア12を支配している」という文字が踊った。

 記事では、かつてメジャーでも活躍したパク・チャンホが始球式に登場したことに触れながら、その直後にマウンドに登った大谷の快投の模様が掲載。「いきなり初回に161キロを計測」し、「4回までは無安打投球」を続けたことや、「最も印象的だったのは91マイル(約146キロ)のスプリッター」と韓国の打者次々に斬っていった超高速フォークをピックアップした。

 さらに記事では大谷が野手を平行して行う“二刀流”であることも紹介されており、「大谷は2014年に打率.274、10本塁打を記録しているが、今大会はDH制があるため、悲しいことにそのスキルは見られない」と打者・大谷が見られないことを残念がった。

 昨年の日米野球で“世界デビュー”を果たし、その注目度は年々上がっていく日本の若き至宝。大谷がこの大会でどれだけ評価を上げていくのかも、「プレミア12」を楽しむための見方のひとつになりそうだ。
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