明治神宮大会・高校の部
・敦賀気比 3 - 8 高松商高|000 000 053|8
敦|000 020 100|3
第46回明治神宮野球大会、高校の部・決勝が17日に行われ、高松商(四国/香川)が悲願の初優勝を果たした。
どちらが勝っても初優勝という一戦。先手を取ったのは、昨春センバツ覇者の敦賀気比(北信越/福井)だった。
5回に1番・植村と3番・林中のタイムリーツーベースで2点を先制し、7回には2番・上中のタイムリーで3得点。3点をリードして終盤戦を迎える。
ところが8回、高松商が猛攻。相手のバッテリーエラーで1点を返すと、なおも二三塁のチャンスで3番・米麦が2点タイムリー。試合を振り出しに戻す。
押せ押せの高松商は盗塁とバントで一死三塁とし、5番・美濃がタイムリースリーベースを放ってついに逆転。さらに6番の植田理にもタイムリーが飛び出し、一挙5得点。試合をひっくり返した。
高松商は9回にも5番・美濃のタイムリーなどで3点を加え、ダメ押し。創部106年の伝統校が、秋の神宮大会・初決勝で初優勝を成し遂げた。
全国の舞台は96年夏の甲子園以来という古豪だが、準決勝で優勝候補の大阪桐蔭(近畿/大阪)を倒し、決勝でも強豪・敦賀気比を撃破。見事な戦いぶりで栄冠を掴んだ。
一方の敦賀気比は内海哲也(現巨人)を擁した99年以来となる決勝戦も、優勝はならず。7回までは理想的な展開ながら、8回に188センチ右腕の山崎が捕まった。