中日からFA宣言した高橋聡文が23日、阪神入団が決まった。阪神は注目度が高く、ファンの目もかなり厳しい。色々なプレッシャーがある中、これまで阪神にFA入団した選手は、高橋聡を含めると10人。そのうち投手は3人となっている。
投手で初めてFA宣言して阪神に加入したのは山沖之彦。オリックス時代の87年に19勝をマークし最多勝を獲得したこともあったが、その後は登板機会を減らしていき、最終年となった94年の登板数はわずか5試合のみ。山沖は同年オフに活躍の場を求めてFA権を行使し、阪神へ移籍。故障の影響で移籍後一軍登板がなく、阪神1年目のオフに自由契約となり現役を引退した。
星野伸之も、99年オフにオリックスからFA宣言して阪神へ加入した。オリックス時代には87年から97年まで11年連続2ケタ勝利をマークし、エースとして2度のリーグ優勝に貢献。オリックス最後のシーズンとなった99年も11勝を挙げ、当時低迷していた阪神の救世主になるかと思われた。しかし、5勝10敗と力を発揮することができず、チームも3年連続最下位に沈んだ。
高橋聡と同じようにリリーフを務めていた小林宏之は、ロッテから阪神へFA移籍した。ロッテ時代は先発を任されることが多かったが、最後のシーズンとなった10年に抑えに転向し、29セーブをマーク。移籍先の阪神では、当時守護神だった藤川球児に繋ぐ役割として期待されたが、打ち込まれるシーンが多く苦しんだ。
FA加入してきた3人の投手を見てみると、あまり成功していない。ただ、3投手に共通していたのが、パ・リーグから移籍してきたということ。今回加入した高橋聡は、中日でプレーしており、セ・リーグの球場や対戦相手を熟知している。故障が多いというのが不安点ではあるが、貴重なサウスポーのリリーフとして1年目から結果を残すことを期待したい。
移籍前:21試 7勝4敗 防4.25
移籍後:登板なし
星野伸之(オリックス → 阪神)
移籍前:26試 11勝7敗 防3.85
移籍後:21試 5勝10敗 防4.40
小林宏之(ロッテ → 阪神)
移籍前:57試 3勝3敗29S 防2.21
移籍後:42試 1勝5敗0S 防3.00
高橋聡文(中日 → 阪神)
移籍前:35試 3勝3敗 防3.51
移籍後:?
※メジャー球団からFAとなった選手は含まない
投手で初めてFA宣言して阪神に加入したのは山沖之彦。オリックス時代の87年に19勝をマークし最多勝を獲得したこともあったが、その後は登板機会を減らしていき、最終年となった94年の登板数はわずか5試合のみ。山沖は同年オフに活躍の場を求めてFA権を行使し、阪神へ移籍。故障の影響で移籍後一軍登板がなく、阪神1年目のオフに自由契約となり現役を引退した。
星野伸之も、99年オフにオリックスからFA宣言して阪神へ加入した。オリックス時代には87年から97年まで11年連続2ケタ勝利をマークし、エースとして2度のリーグ優勝に貢献。オリックス最後のシーズンとなった99年も11勝を挙げ、当時低迷していた阪神の救世主になるかと思われた。しかし、5勝10敗と力を発揮することができず、チームも3年連続最下位に沈んだ。
高橋聡と同じようにリリーフを務めていた小林宏之は、ロッテから阪神へFA移籍した。ロッテ時代は先発を任されることが多かったが、最後のシーズンとなった10年に抑えに転向し、29セーブをマーク。移籍先の阪神では、当時守護神だった藤川球児に繋ぐ役割として期待されたが、打ち込まれるシーンが多く苦しんだ。
FA加入してきた3人の投手を見てみると、あまり成功していない。ただ、3投手に共通していたのが、パ・リーグから移籍してきたということ。今回加入した高橋聡は、中日でプレーしており、セ・リーグの球場や対戦相手を熟知している。故障が多いというのが不安点ではあるが、貴重なサウスポーのリリーフとして1年目から結果を残すことを期待したい。
FA移籍1年目と移籍前最後の年の成績
山沖之彦(オリックス → 阪神)移籍前:21試 7勝4敗 防4.25
移籍後:登板なし
星野伸之(オリックス → 阪神)
移籍前:26試 11勝7敗 防3.85
移籍後:21試 5勝10敗 防4.40
小林宏之(ロッテ → 阪神)
移籍前:57試 3勝3敗29S 防2.21
移籍後:42試 1勝5敗0S 防3.00
高橋聡文(中日 → 阪神)
移籍前:35試 3勝3敗 防3.51
移籍後:?
※メジャー球団からFAとなった選手は含まない