12月に入り、阪神がマット・ヘイグ、中日がジョーダン・ノルベルト、ファン・ハイメ、ダヤン・ビシエドの獲得を発表するなど、各球団助っ人外国人の補強を行っている。

　3年連続Bクラスに沈んだ中日は、チーム本塁打はリーグワーストの71本。長打力不足を解消するために、ホワイトソックス時代の12年に25本塁打を放つなどメジャー通算66発のビシエドの獲得に成功。今季はメジャー出場がなかったが、年齢は26歳と比較的若い。1年目から結果を残すことができれば、数年は長打力不足で悩むことが少なくなりそうだ。

　DeNAは自由契約となったバルディリスに代わる正三塁手候補として、ロマックを獲得した。ロマックは今季メジャーで12試合に出場して1打点の成績も、マイナーでは打率.284、27本塁打100打点をマーク。また今季まで三塁を務めたバルディリスは守備力が高かっただけに、守備でも一定の貢献は求められる。

　投手を見てみると、チーム防御率リーグ4位の西武が2人の助っ人を補強した。炭谷銀仁朗に顔が似ていることで話題を呼んでいるC・C・リーは、150キロを超えるストレートを武器にする右腕。インディアンスのマイナーで元巨人の村田透とともにプレーした。

　アンディ・バンヘッケンは12年から4年間、韓国・ネクセンに所属し、4年連続で二ケタ勝利を記録。36歳という年齢が高いところは気になるが、14年には20勝を挙げ最多勝。今季も15勝をマークしており、先発の一角として活躍が期待される。

　その他、ここまで獲得した各球団の新助っ人は以下の通り。

＜各球団の新助っ人状況＞

ソフトバンク

【投手】
ロベルト・スアレス

日本ハム

【投手】
クリス・マーティン

西武

【投手】
C・C・リー
アンディ・バンヘッケン

楽天

【投手】
ラダメス・リズ
ソン・チャーホウ※

巨人

【外野手】
アブナー・アブレイユ

阪神

【内野手】
マット・ヘイグ

広島

【外野手】
ジェイソン・プライディ

中日

【投手】
ジョーダン・ノルベルト
ファン・ハイメ
【外野手】
ダヤン・ビシエド

DeNA

【内野手】
ジェイミー・ロマック

※育成