昨季14年ぶりにリーグ優勝を果たしたヤクルト。山田哲人、川端慎吾、畠山和洋を始めとした打線に加え、救援防御率リーグトップの数字を記録したリリーフ陣の存在も大きかった。ただ、救援陣が今季も昨季のような投球を披露できるか気になるところ。
他球団の例を見ると、10年と11年にリーグ2連覇を達成した中日は、2年続けてリリーフ陣が安定していた。リリーフのメンバー構成は、10年に63試合に登板した高橋聡文が翌年故障で登板数を大きく減らしたが、セットアッパー・浅尾拓也、守護神・岩瀬仁紀の2枚は変わらず。浅尾は11年に中継ぎ投手でありながら、リーグMVPにも輝いている。
14年にソフトバンクとリーグ優勝を争い、最後に涙をのんだオリックスはこの年、リーグ2位の救援防御率2.49だった。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した佐藤達也が67試合に登板して、防御率1.09。41セーブをマークした平野佳寿が62登板。平野佳と同じ62登板の比嘉幹貴は、防御率0.79と抜群の安定感を誇った。さらに岸田護、馬原孝浩なども50試合以上に登板。
リリーフ陣がストロングポイントだったオリックスだが、翌15年は救援防御率リーグワーストの3.85に落ち込んでいる。比嘉と馬原は故障に泣き、馬原は昨季限りで現役を引退。佐藤達と平野佳は不安定な投球が多く、打ち込まれる場面が多かった。勝ちパターンの投手陣が不調や故障者が続出し、14年のように『勝利の方程式』を構築できず。チームの順位も前年の2位から5位に転落した。
リーグ2連覇を目指すヤクルトのリリーフ事情はというと、守護神のバーネットとチーム3位の61試合に登板したロマンが退団。勝ちゲームを担っていた2人が抜けたのは、かなり痛い。
最悪の場合は、昨年のオリックスのようにリリーフ陣で苦しむことも十分に考えられる。計算できるリリーフ陣を多く作ることが重要になってきそうだ。現時点では、昨季70試合以上登板した秋吉亮、オンドルセクに加え、シーズン終盤に好投を続けた左の久古健太郎がいる。彼ら以外にも、松岡健一、中沢雅人などの活躍が必要不可欠となってくるだろう。
他球団の例を見ると、10年と11年にリーグ2連覇を達成した中日は、2年続けてリリーフ陣が安定していた。リリーフのメンバー構成は、10年に63試合に登板した高橋聡文が翌年故障で登板数を大きく減らしたが、セットアッパー・浅尾拓也、守護神・岩瀬仁紀の2枚は変わらず。浅尾は11年に中継ぎ投手でありながら、リーグMVPにも輝いている。
14年にソフトバンクとリーグ優勝を争い、最後に涙をのんだオリックスはこの年、リーグ2位の救援防御率2.49だった。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した佐藤達也が67試合に登板して、防御率1.09。41セーブをマークした平野佳寿が62登板。平野佳と同じ62登板の比嘉幹貴は、防御率0.79と抜群の安定感を誇った。さらに岸田護、馬原孝浩なども50試合以上に登板。
リリーフ陣がストロングポイントだったオリックスだが、翌15年は救援防御率リーグワーストの3.85に落ち込んでいる。比嘉と馬原は故障に泣き、馬原は昨季限りで現役を引退。佐藤達と平野佳は不安定な投球が多く、打ち込まれる場面が多かった。勝ちパターンの投手陣が不調や故障者が続出し、14年のように『勝利の方程式』を構築できず。チームの順位も前年の2位から5位に転落した。
リーグ2連覇を目指すヤクルトのリリーフ事情はというと、守護神のバーネットとチーム3位の61試合に登板したロマンが退団。勝ちゲームを担っていた2人が抜けたのは、かなり痛い。
最悪の場合は、昨年のオリックスのようにリリーフ陣で苦しむことも十分に考えられる。計算できるリリーフ陣を多く作ることが重要になってきそうだ。現時点では、昨季70試合以上登板した秋吉亮、オンドルセクに加え、シーズン終盤に好投を続けた左の久古健太郎がいる。彼ら以外にも、松岡健一、中沢雅人などの活躍が必要不可欠となってくるだろう。