“キューバの至宝”が亡命!?
今年もこの兄弟が世間を大きく騒がせそうだ。
現地時間7日(日本時間8日)、日本でもお馴染みの“キューバの至宝”ことユリエスキ・グリエルがキューバから亡命したことが報じられた。
MLB公式サイト『MLB.com』に掲載された記事によると、メキシコの優勝で幕を閉じたカリビアンシリーズの終了後に、弟のルルデス・グリエルJr.とともにチームを離脱。亡命を図ったという。
先日まで行われていたカリビアンシリーズでは、チームは準決勝で敗退となってしまったものの、グリエルは大会通算打率.450をマークするなど大活躍。その模様はアメリカメディアでもたびたび報じられており、「キューバ最高の選手」として広く知られている。
今後の動向に要注目...
WBCなど、国際大会での活躍で一躍注目を浴びた男は、2014年に日本の横浜DeNAベイスターズに電撃入団。シーズン途中の加入ながら62試合で打率.305、11本塁打の好成績を残し、日本の野球ファンに衝撃を与えた。
ところが、その年のオフに母国リーグへ参加すると、それ以降は音沙汰なし。所属チームがプレーオフを敗退してシーズンが終わっても、ケガの治療などを理由に来日が延期。結局そのままチームに戻って来ることはなく、4月2日に自由契約となった。
ちなみに、DeNAが新たに契約を結んでいたグリエルの弟・ルルデスも来日せず。制限選手となった後、昨年12月に自由契約となっている。
報道によると、2人はこのままメジャー球団との契約を目指す見込みであるとされている。1年前に日本を騒がせた兄弟が、今年はアメリカを騒がせることになるのか…。とにかく今後の動向から目が離せない。
▼ ユリエスキ・グリエル
生年月日:1984年6月9日(31歳)
ポジション:内野手
身長/体重:183センチ/89キロ
投打:右投右打
[NPB通算] 62試 率.305 本11 点30 出塁率.349 長打率.536 OPS.885