現地時間8月4日に約1か月ぶりのキャッチボールを行ったヤンキースの田中将大投手が、翌5日も投球を実施。前日から倍増となる50球を投げるなど順調にリハビリを消化している様子だが、ヤンキースのキャッシュマンGMは、引き続き慎重に状況を見守る姿勢を強調している。

　2日連続で投球を行えたことは復帰に向けて良い兆候だった。約1か月のキャッチボールで、18メートルの距離ながら25球の投球を行った田中は、投球再開2日目も同じ距離と力の入れ具合で、前日から倍増となる50球のキャッチボールを実施した。まだトミー・ジョン手術に踏み切る可能性も考えられるが、一歩ずつ、復帰に向けて前進していることは間違いない。

　一方、ヤンキースのキャッシュマンGMは、田中が9月復帰に向けてポジティブな経過を辿っているとした上で、「（いくつかの段階を踏んで）ようやく不安材料が減っていく。しかし、まだ彼は黄色信号のまま。注意は必要だ。」とコメントし、冷静に判断していくことを強調した。

　ジラルディ監督によると、田中は現地6日は投球せず、7日にキャッチボールを再開予定。復帰に向けたプロセスは、まだまだ始まったばかりだ。