ニュース 2016.02.13. 11:00

故障明け、開幕前…侍ジャパンメンバー発表前に出場辞退が濃厚な選手が続出

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日本代表の小久保裕紀監督
 侍ジャパンは3月5日、6日に、台湾と強化試合を行う。その代表28人を15日に発表するが、発表を前に故障明けや開幕前ということもあり、出場辞退が濃厚な選手が出てきている。

 昨年11月に行われた『WBSC世界野球プレミア12』では代表候補に挙げられながら、故障により代表から外れた柳田悠岐(ソフトバンク)、藤浪晋太郎(阪神)の2人は、今回の強化試合も出場を辞退する可能性が高い。

 昨年11月に右肘を手術した柳田は、打撃練習を問題なくこなしているが、シートノックに入れていない状況。侍ジャパンの小久保裕紀監督は、指名打者での出場を打診したようだが、工藤公康監督(ソフトバンク)は開幕前ということもあり、無理をさせたくないようだ。

 右肩痛でプレミア12の代表辞退した藤浪は、11日の紅白戦に登板し、2回を無失点。最速156キロを記録するなど、順調な回復を見せている。それでも金本知憲監督(阪神)は「3月に100%万全というのは、ちょっと厳しいかな」と故障明けということもあり、派遣を見送られそうだ。

 プレミア12で投手部門のベストナインに輝いた大谷翔平(日本ハム)は、3月25日の開幕戦で先発が予想されることに加え、投手と野手の『二刀流』という事情も重なり、シーズンに向けた準備を進めていくと見られる。

 さらに、大谷と藤浪と同学年で今秋のドラフトの目玉・田中正義(創価大)も招集が確実と見られていたが、こちらは蓄積疲労で状態が上がらないこともあり、出場を辞退する可能性が高くなった。

 昨年も3月10、11日に欧州選抜との強化試合を行ったが、その際も各チームが調整の最終段階ということもあって、開幕投手候補の多くが辞退した。15日の代表発表では、各球団の主力選手が選出されるだろうか。

【出場辞退する可能性が高い選手】
柳田悠岐(ソフトバンク)
藤浪晋太郎(阪神)
大谷翔平(日本ハム)
田中正義(創価大)
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