各球団の“ドラ1”がオープン戦で猛アピール!
セ・リーグのドラフト1巡目入団選手たちが、開幕一軍入りへ向けてアピールを続けている。
2日に行われたオープン戦では、DeNAのドラ1左腕・今永昇太がヤクルト相手に5回を1安打無失点と好投。対外試合を含めると3試合(12回)連続無失点と結果を残し、開幕ローテーション入りが濃厚となっている。
また、3日に行われたオープン戦には、ヤクルトの原樹理、阪神の高山俊、広島の岡田明丈が登場。DeNA戦に先発した原は4回4安打無失点。真中監督も「開幕ローテにかなり近い。今日くらい投げてくれれば問題ない」と評価しており、開幕ローテ入りに前進している。
金本監督がオープン戦での積極起用を明言している高山は、3日のソフトバンク戦に「6番・左翼」で先発。バッターボックスに4度入り、6回の第3打席では俊足を生かしてショートへの内野安打を放ち、打点もマークした。開幕スタメンに向けてまずまずのスタートをきったと言えそうだ。
大瀬良の離脱もあり、緒方監督が先発起用を考慮している広島の岡田明丈は、中日打線を3回1安打無失点に抑えるなど、ここまで2試合(5回)の登板で1安打無失点と、こちらも上々のスタートをきった。開幕投手内定のクリス・ジョンソンに黒田博樹、福井優也、野村祐輔に続く枠を、ドラフト2位入団の横山弘樹らと争う。
生き残りをかけた争いも佳境へ...
そのほかにも、巨人の桜井俊貴は2月23日の韓国KIA戦で3回2安打1失点と、初の対外試合でまずまずのデビューを飾っている。
このあとは4日のオリックス戦に先発する予定。右肩痛で出遅れているマイコラスをはじめ、先発陣が手薄となっているだけに、持ち味を発揮できれば開幕ローテ入りへ向けた大きな一歩となるだろう。
中日では、高卒ドラ1左腕の小笠原慎之介が、2月28日に行われた韓国LGツインズ戦で実戦デビュー。力強いボールを投げ込みながら制球が安定せず、1回1安打2四球1失点の結果に悔しさを滲ませた。
次回の登板は、6日に行われるヤクルト戦になる。セのドラ1では、唯一となる高卒選手。狭き門になるが、少ないチャンスを活かしたい。
開幕まであと20日…。ドラ1たちの“生き残り”を懸けた熾烈な競争は、これから本格化していく。オープン戦といえども、目の離せない試合が続くことになりそうだ。
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※監督名の一部に誤りがあったため、訂正を行いました。誠に申し訳ございません。