ニュース 2016.03.06. 09:30

OP戦とはいえ大丈夫?不安定な投球が続く中日先発陣

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5日のヤクルト戦で9失点と精彩を欠いた中日の山井大介
 4年ぶりにAクラスを狙う中日。オープン戦ではあるが、先発投手候補たちがピリッとしない。

 山本昌氏の引退試合が行われた5日のヤクルト戦。山本昌氏の後を受けて、1回無死走者なしから2番手で山井大介がマウンドに上がったが、2番山崎晃太朗に二塁打を浴びると、四球を挟んで3連打。この回だけで、6被安打、5失点。2回と3回にも2点ずつ失い、2回2/3を投げ、12被安打、9失点と精彩を欠いた。大野雄大、若松駿太に次ぐ先発3番手として期待されるだけに、5日の投球は開幕に向けて不安を残すものとなった。

 3年目の昨季、チェンジアップを武器に10勝をマークし大ブレイクした若松駿太も、ここまでは今ひとつの投球内容。キャンプでは積極的に投げ込みを行い、順調ぶりをアピールしていた。だが、疲れなのかオープン戦初戦となった2月20日のロッテ戦では、3本の本塁打を浴びるなど3回を投げて7被安打6失点。同月28日に行われた韓国・LGとの練習試合も3回2失点だった。開幕に向けて調子を上げていきたいところだ。

 また、開幕ローテ枠をかけてアピールしていかなければならない立場の小熊凌祐、伊藤準規の2人も、練習試合、オープン戦で大量失点している。

 一方で、安定した投球を続けている投手もいる。昨季途中に四国ILの香川から加入したネイラーは、2月24日の巨人との練習試合で3回パーフェクトに抑えると、5日のヤクルト戦では5回を投げ4被安打無失点と好投。開幕ローテ入りに前進している。

 若松と同学年の浜田達郎は、2日の広島戦に先発し、5回を投げ8つの四死球を与えるなど、制球に苦しむも無失点。2月20日のロッテ戦でも3回を無失点に抑えるなど、内容は今ひとつではあるが、オープン戦で失点を許していない。

 黄金時代といわれた落合監督時代は、投手陣を武器に8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一に輝いている。投手陣の出来が鍵を握るだけに、調子が今ひとつな先発陣の奮起に期待したいところだ。

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