野球選手と“幼なじみ”
プロ野球で、幼なじみの選手というのは多い。
有名どころでは、ヤンキースの田中将大と巨人・坂本勇人。2人は兵庫県内の少年野球チームの幼なじみで、当時は坂本が投手、田中は捕手でバッテリーを組んでいた。
ソフトバンクの松坂大輔とオリックスの小谷野栄一は、リトル時代の幼なじみ。他にも、レンジャーズのダルビッシュ有とロッテ・金森敬之、巨人・大田泰示と広島・上本崇司、広島・永川勝浩と梵英心などなど...。まだまだいそうだが、この辺で止めておこう。
また、プロ野球選手といえば、美人妻を連想する。たしかに民放のアナウンサーやモデル、タレントなどと結婚するケースが多く、きれいな奥様を見て、うらやましいと思ったことのある人も多いだろう。
そんな中で、幼なじみと結婚するプロ野球選手も意外に多い。
巨人のエースだった斎藤雅樹は、母校の市立川口高校野球部の女子マネージャーだった人と結婚。なんと、高校時代に告白していたという。
「巨人で有名になったんだから、もっといい人が見つかるはずよ」と、相手の女性が身を引こうとしたのに、一途に愛を貫いた。
楽天の則本昂大も、高校時代の野球部のマネージャーと結婚した。中日の山井大介も小学校時代の同級生と結婚をし、日本ハムの中田翔も幼なじみと結婚。こちらも大阪桐蔭高の同級生と高校時代から付き合っていたといい、こちらも愛を貫いた。
幼なじみとの結婚を美化するつもりはまったくない。だが、彼らは異性に対して真面目だということは言えるだろう。
“幼なじみ”と結婚した選手の共通点
「野球に集中したい」、「余計なことを考えたくない」、「一度好きになったら最後まであきらめない」など...。理由はいろいろあるだろうが、斎藤、則本、山井、中田の4人に共通するのは、野球人として成功しているということだ。
ビッグカップルの派手な結婚もいいが、気心の知れた人と結婚の方が、もしかしたら野球人生にはプラスに働くのかもしれない。
プロ野球選手に限らず、一般人でも幼なじみと結婚する人は多い。また、男女の仲だけではなく、幼なじみは30歳、40歳になってもたまに飲みに行ったりする友人になるケースもある。
気心知れた仲だし、何でも相談できる関係。幼なじみは一生の友達だという人もいるが、その通りだと思う。
前述の選手だけでなく、他にも幼なじみと結婚したプロ野球選手はいるだろう。そんな選手を心の底から応援したくなる。
別に大きな理由はないのだが、なぜか応援したくなるのは、野球選手らしからぬ親近感を感じるからかもしれない。