ドジャースの前田健太が10日（日本時間11日）、アスレチックスとのオープン戦に先発し、3回を2安打2奪三振無失点に抑え、勝利投手となった。

　1回表に5点の援護をもらった前田は初回、二死後、レディックに四球を与えたが、続くバレンシアを遊ゴロに打ち取り無失点の立ち上がり。2回も二死後に、7番のアロンソにレフト前にヒットを打たれたが、8番のセミエンを空振り三振に斬って取った。

　3回もマックスウェルを一ゴロ、クリスプを中飛で簡単に二死としたが、2番コグランにセンター前ヒットを浴び、続くレディックに四球を与え、得点圏に走者を背負う。ピンチを作った前田だが、4番バレンシアを三ゴロに仕留め、なんとかこの場面を無失点で切り抜け、マウンドを後にした。

　前田は5日に登板したダイヤモンドバックス戦でも、2回を無失点に抑えており、オープン戦は5イニングを投げて、1度も失点していない。先発候補の柳賢振が左肩の故障、アンダーソンが腰の手術で長期離脱という中で、2試合連続で好投したことは、首脳陣も安心したのではないだろうか。