高卒ルーキーのオコエ瑠偉(楽天)は、「8番・中堅」で先発出場した15日の西武戦、3打席凡退に倒れたが、同点で迎えた9回一死一、二塁の第4打席、センターへ勝ち越しタイムリーを放った。オープン戦の打率は.167と低迷しているが、打点はチーム3位タイの3打点。紅白戦、練習試合を含めた実戦の打点では、チームトップの『11』を記録する。
勝ち越しタイムリーを放った15日の西武戦後、梨田昌孝監督は「ああいうところで打点を挙げるのは何か持っている。ちょっとずつ進歩、進化して対応できるようになっている。(二軍に)落とす必要がなくなってきた」とコメントすれば、池山隆寛打撃コーチは「もう一軍に入るか入らないじゃない。一軍で活躍できるかという段階になっている」と評価した。
オコエは昨年夏の甲子園大会・準々決勝の興南高戦で勝ち越しの2ランを放つ活躍を見せたが、本来は50メートル5秒96の“快足”と、遠投120メートルの“強肩”を武器にする選手。守備と走塁は一軍で通用するレベルでも、打撃では苦しむのではないかと言われていた。
キャンプでは打球を詰まらせるシーンもあったが、池山コーチが「吸収力がある」と話すように、理解力が高く成長スピードが他の選手よりも早い。課題と言われていた打撃も、打率.167ながら、勝負強さでカバーしている。
また、今季の楽天外野手事情に目を向けると、開幕スタメンは、ウィーラー、松井稼頭央、岡島豪郎が有力だ。ただ、ウィーラーが指名打者で起用されると外野の枠が1つ空く。その場合、聖沢諒、福田将儀、枡田慎太郎、さらに指名打者と左翼で出場しているゴームズらで争うことになる。
打撃成績を見ると、ウィーラーはオープン戦の打率が3割を超えているが、聖沢、福田、枡田は打率2割台前半と決め手を欠く。また助っ人のウィーラーとゴームズは外国人枠の兼ね合いもあり、状況次第ではオコエにも開幕スタメンのチャンスがあるかもしれない。
球団史上初となる高卒新人野手の開幕一軍が現実味を帯びてきた今、見据える先には「開幕スタメン」の座があるはずだ。
勝ち越しタイムリーを放った15日の西武戦後、梨田昌孝監督は「ああいうところで打点を挙げるのは何か持っている。ちょっとずつ進歩、進化して対応できるようになっている。(二軍に)落とす必要がなくなってきた」とコメントすれば、池山隆寛打撃コーチは「もう一軍に入るか入らないじゃない。一軍で活躍できるかという段階になっている」と評価した。
オコエは昨年夏の甲子園大会・準々決勝の興南高戦で勝ち越しの2ランを放つ活躍を見せたが、本来は50メートル5秒96の“快足”と、遠投120メートルの“強肩”を武器にする選手。守備と走塁は一軍で通用するレベルでも、打撃では苦しむのではないかと言われていた。
キャンプでは打球を詰まらせるシーンもあったが、池山コーチが「吸収力がある」と話すように、理解力が高く成長スピードが他の選手よりも早い。課題と言われていた打撃も、打率.167ながら、勝負強さでカバーしている。
また、今季の楽天外野手事情に目を向けると、開幕スタメンは、ウィーラー、松井稼頭央、岡島豪郎が有力だ。ただ、ウィーラーが指名打者で起用されると外野の枠が1つ空く。その場合、聖沢諒、福田将儀、枡田慎太郎、さらに指名打者と左翼で出場しているゴームズらで争うことになる。
打撃成績を見ると、ウィーラーはオープン戦の打率が3割を超えているが、聖沢、福田、枡田は打率2割台前半と決め手を欠く。また助っ人のウィーラーとゴームズは外国人枠の兼ね合いもあり、状況次第ではオコエにも開幕スタメンのチャンスがあるかもしれない。
球団史上初となる高卒新人野手の開幕一軍が現実味を帯びてきた今、見据える先には「開幕スタメン」の座があるはずだ。