今季からドジャースでプレーする前田健太が現地時間6日（日本時間7日）、パドレス戦に先発し、6回、無失点でメジャー初登板、初勝利を飾った。

　メジャー初登板、初勝利を飾った日本人投手は、前田を含めて10人。初めて達成したのは、伊良部秀輝。97年にヤンキースに入団した伊良部は、同年の7月10日のタイガース戦で初登板・初先発すると、6回2/3を5安打9奪三振2失点に抑える好投で、初登板・初勝利を達成した。

　また、昨季広島で前田と一緒にプレーした黒田博樹もその一人だ。黒田は07年オフに広島からFA宣言しドジャースへ移籍。08年4月4日のパドレス戦でメジャー初登板初先発を果たし、7回を77球1失点に抑えて、勝利投手となった。この試合、パドレスには同学年の井口資仁がおり、井口を3打数0安打に封じている。

　その他、田中将大、上原浩治、ダルビッシュ有などがメジャー初登板・初勝利を挙げている。

【日本人メジャーの初登板・初勝利】
・伊良部秀輝（ヤンキース）
初登板日：97年7月10日
対戦相手：タイガース
投球内容：6回2/3 5被安打 9奪三振 2失点

・吉井理人（メッツ）
初登板日：98年4月5日
対戦相手：パイレーツ
投球内容：7回 3安打 7奪三振 無失点

・石井一久（ドジャース）
初登板日：02年4月6日
対戦相手：ロッキーズ
投球内容：5回2/3 2安打 10奪三振 無失点

・松坂大輔（レッドソックス）
初登板日：07年4月5日
対戦相手：ロイヤルズ
投球内容：7回 6安打 10奪三振 1失点

・黒田博樹（ドジャース）
初登板日：08年4月4日
対戦相手：パドレス
投球内容：7回 3安打 4奪三振1失点

・上原浩治（オリオールズ）
初登板日：09年4月8日
対戦相手：ヤンキース
投球内容：5回 5安打 0奪三振 1失点

・川上憲伸（ブレーブス）
初登板日：09年4月11日
対戦相手：ナショナルズ
投球内容：6回 4安打 8奪三振 3失点

・ダルビッシュ有（レンジャーズ）
初登板日：12年4月9日
対戦相手：マリナーズ
投球内容：5回2/3 8安打 5奪三振 5失点

・田中将大（ヤンキース）
初登板日：14年4月4日
対戦相手：ブルージェイズ
投球内容：7回 6安打 8奪三振 3失点

・前田健太（ドジャース）
初登板日：16年4月6日
対戦相手：パドレス
投球内容：6回 5安打 4奪三振 無失点

※（）は当時の所属球団