広島の新井貴浩が24日、本拠地マツダスタジアムで行われた阪神戦で2安打し、通算2000安打まで残り1本となった。26日からの神宮球場でのヤクルト戦で、通算2000安打を達成する可能性が高い。

これまで46人が通算2000安打の偉業を成し遂げているが、中でも神宮球場が同記録を達成した選手が最も多い。“ミスター”の愛称で親しまれた長嶋茂雄を始め、柴田勲、清原和博、宮本慎也、谷繁元信、ラミレスの6人がいる。

　特に2013年はラミレスが開幕直後の4月6日にヤクルトの石川雅規からレフトへ本塁打を放ち、外国人選手では史上初となる通算2000安打を達成。翌月の6日には、谷繁元信が、押本健彦からライト前にヒットを放った。

　次いで2位は広島市民球場の5人。現役時代広島でプレーした衣笠祥雄、野村謙二郎、前田智徳に加え、高木守道、谷沢健一の中日勢も広島の地で大記録を成し遂げた。また3位は、1988年に開場した東京ドームの4人となっている。

　その他、横浜スタジアム、西宮球場、甲子園、後楽園球場などでも複数人通算2000安打を達成している。

【球場別通算2000安打達成者ベスト3】

1位　神宮球場（6人）
長嶋茂雄
宮本慎也
清原和博
谷繁元信
柴田勲
ラミレス

2位　広島市民球場（5人）
衣笠祥雄
高木守道
前田智徳
谷沢健一
野村謙二郎

3位　東京ドーム（4人）
立浪和義
落合博満
小笠原道大
田中幸雄