ニュース 2016.04.26. 12:30

打撃三部門でトップに立つ西武・メヒア 好調の要因とは…

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打撃三部門でトップに立つ西武のメヒア
 ペナントレース開幕から早1ヶ月、パ・リーグでは西武のエルネスト・メヒアの打棒が際立っている。4月24日終了時点で打率.347、8本塁打、26打点と打撃3部門でトップに立ち、3、4月のパ・リーグ月間MVPの有力候補だ。

 現在3位の西武にあって、その存在感を発揮している。特に4月24日の楽天戦では3打席連続本塁打の7打点とチーム全打点を稼ぎ出した。その内訳はソロ、2ラン、満塁弾。もし3ランが出ていたら「サイクル本塁打」を達成する勢いだった。

 昨年の3、4月のメヒアは打率.188、2本塁打と絶不調に陥っていた。ベネズエラ出身で次第に気温が高くなっていくと調子を上げていくスロースターターだと思われただけに、現在の活躍は西武・田辺徳雄監督にとっては心強いはずだ。

 そのメヒアのバッティングで昨年と大きく異なっているのは、打率の高さに代表されるように確実性が高まった点。メヒアといえば「長打力はあるが確実性に欠けるバッター」という印象が強い。それが今年は低めの変化球を見極め、追い込まれてもファウルで粘るしつこさが出てきた。

 その変化が見られたのが4月20日、札幌ドームでの日本ハム戦の第2打席だった。0-0で迎えた3回表、二死満塁と先制のチャンスの場面でメヒアに打席が回る。2ストライクと追い込まれたメヒアだったが、日本ハム先発・中村勝の投じた低めの変化球をしっかりと見極めカウントは3-2のフルカウント。

 さらにメヒアはここから3球ファウルで粘り、中村の球数を増やしていく。そして10球目、中村の甘く入ったスライダーを逃さずに引っ張ると、打球はライナーとなってレフト線へ。走者一掃の3点適時二塁打となり西武が先制する。「粘り強くストライクゾーンに来た球をキチッと捉えようと思っていた」というコメントが、その姿勢を物語っていた。

 この一打で調子を良くしたメヒアは5回の第3打席で2ラン、7回の第4打席ではレフト前へタイムリーと4打数3安打6打点と大活躍。チーム9得点のうち6点を叩き出し打線を引っ張った。

 22日の楽天戦では前日に右手首に死球を受けた中村剛也に代わって、今季初の4番に。この試合でメヒアが放ったのはライト前ヒット、ライトフライ、ライトへの二塁打と右方向への打球が占めた。

 春季キャンプから取り組んできた右方向へのバッティングも好調の一因と言える。

 シーズンが深まっていくにつれて、メヒアに対する各球団のマークも厳しくなっていくだろう。その状況でもボール球に手を出さず、ストライクを逃さずに打っていく姿勢をキープしていけば2004年の松中信彦以来となる三冠王が見えてくる。今後もメヒアの一打が見逃せない。

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