ファンが選んだ先週のMVPは?
ベースボールキングでは、今シーズンから「週間MVP」をユーザーの皆様の投票によって決定。今回が今シーズン5回目の選出となる。
投票は、各球団から候補者を1名ずつ選出。その中から活躍したと思う選手に「1位」~「3位」まで順位付けをしてもらう形で投票をしてもらい、1位が5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントで集計。合計獲得ポイントの多かった選手が「週間MVP」となる。
第5回は、4月19日(火)から4月24日(日)までが対象の期間。この1週間で活躍を見せ、ファンからの支持を最も集めた「第5回・週間MVP」は誰だったのか。投票結果は以下の通り。
【投票結果】
(※回答数:334、獲得ポイントは1位=5ポイント・2位=3ポイント・3位=1ポイントで集計)
<パ・リーグ>
1位 1394ポイント エルネスト・メヒア(西武)
2位 618ポイント 和田 毅(ソフトバンク)
3位 447ポイント 糸井嘉男(オリックス)
<セ・リーグ>
1位 793ポイント ダヤン・ビシエド(中日)
2位 676ポイント 新井貴浩(広島)
3位 552ポイント 山田哲人(ヤクルト)
パは西武の頼れる助っ人に票が集中
第5回の投票で、両リーグ合わせて最も得点を稼いだのが西武のエルネスト・メヒアだった。
死球により負傷した中村剛也や、大不振に陥った浅村栄斗など、打線の軸となる選手が苦しんだ中、孤軍奮闘を見せた3年目の助っ人。出場した6試合のうち、3試合で打点を記録。3安打の猛打賞も2度記録した。
圧巻だったのは24日の楽天戦、第2打席から2打席連続で本塁打を放つと、3点を追う7回裏の第4打席で逆転の満塁弾。3打数3安打、3本塁打で7打点という大活躍で、チームを7-6の逆転勝利に導いた。
試合後のヒーローインタビューでは、誰から教わったか「メヒア、サマサマヤァー!」の雄叫び。まさに“1人”で苦境をどうにかしてみせた男に対し、ベンチ裏でインタビューを受けていた田辺徳雄監督も思わず「本当にメヒアさまさま」と感謝を口にした。
メヒアへ投票したファンも、「すごすぎる」「神」「メヒアのおかげで連敗を免れた」と大盛り上がり。「一人で楽天をやっつけた」「メヒア 7 - 6 楽天」などなど助っ人を讃える声が相次いで寄せられた。
ちなみに、先週6試合で放った安打10本はリーグ最多で、本塁打5、打点15もトップの数字。これでシーズン通算成績でも打率.347、8本塁打、26打点、さらに33安打もリーグトップとし、現在は打撃四部門でリーグの頂点に立っている。
なお、2位には20日のロッテ戦で1673日ぶりとなる完封勝利を挙げたソフトバンクの和田毅が、3位は苦しい打線の中で気を吐く糸井嘉男がランクインしている。
「週間MVP」の常連!中日・ビシエドが2週連続3度目の受賞
セ・リーグは中日の新助っ人ダヤン・ビシエドが受賞。前回・第4回につづいての2週連続受賞となり、第1回を含めてはやくも今年3度目の「週間MVP」受賞となった。
先週の中日は、巨人との熊本・鹿児島シリーズが中止となったため、3試合のみの開催。そんな中でもビシエドは打率.333をマークし、3試合すべてで打点を挙げる勝負強さを発揮した。
最も輝いた瞬間は24日のヤクルト戦。1-3と2点を追う8回に満塁の大チャンスを作ると、打席に入ったビシエドはヤクルトの中継ぎ・ルーキの変化球をジャストミート。低く速い打球は、そのまま左中間スタンドに突き刺さる逆転の満塁弾。9回二死から一発に泣いた昨日の悔しさを晴らす一振りに、ナゴヤドームは狂喜乱舞だった。
ビシエドに投票したファンも「毎週ビシエド」「困ったとき絶対打ってくれる」「感動した」「期待感が段違い」と絶賛の嵐。開幕から1カ月にして、早くも頼れる4番としての地位を築き上げている。
そんな怪物・ビシエドに迫る2位は、広島の新井貴浩だった。通算2000本安打がかかる中、平常心で安打を重ねてきた大ベテラン。今週は5試合すべてで安打を放ち、ついに2000本安打に王手をかけた。
最後の1本はいつ、どんな形で飛び出すのか。今から楽しみだ。
【今週の候補者一覧】
▼ パ・リーグ
和田 毅(ソフトバンク)
吉川光夫(日本ハム)
鈴木大地(ロッテ)
メヒア(西武)
糸井嘉男(オリックス)
聖沢 諒(楽天)
▼ セ・リーグ
山田哲人(ヤクルト)
立岡宗一郎(巨人)
鳥谷 敬(阪神)
新井貴浩(広島)
ビシエド(中日)
倉本寿彦(DeNA)
▼ その他(※候補外もファンが名前を挙げた選手)
パ:内川聖一(ソフトバンク)、牧田和久(西武)
セ:高山俊(阪神)、ブラッド・エルドレッド(広島)、リカルド・ナニータ(中日)