ニュース 2016.05.10. 10:00

救援防御率12球団トップのロッテリリーフ陣 小林コーチ「競争心が良い方向に働いている」

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左から藤岡貴裕、南昌輝、益田直也、松永昂大、内竜也、西野勇士

伊東勤監督も絶賛のリリーフ陣


 ロッテは8日のオリックス戦で、両リーグ最多となる今季12度目の逆転勝利を収めた。 

 先発した大嶺祐太が、2回3失点でノックアウトされ、オリックスペースで試合が進んでいくかと思われたが、救援防御率12球団トップの2.23をマークする“鉄壁のリリーフ陣”が流れを渡さなかった。

 3回から2番手でマウンドに上がった南昌輝が、走者を出しながらも2イニングを無失点に抑えると、5回からは今季に入ってリリーフに本格転向し、ロングリリーフで存在感を見せる藤岡貴裕が登板。その藤岡も6回に二死一、二塁のピンチを作ったが、安達了一を左飛に打ち取り2回を無失点で切り抜けた。

 7回は、2013年に最優秀救援のタイトルを獲得したことのある益田直也が1イニングを零封。8回は3、4月、11試合に登板して、自責0だったサウスポー・松永昂大が、三塁に走者を進めるも得点を与えなかった。

 すると1点を追うその裏、2つの四球で二死一、三塁のチャンスを作り、5番の角中勝也が2点適時三塁打を放ち逆転に成功する。このリードを9回、守護神・西野勇士が守り切り4-3で勝利した。

 試合後、勝利した伊東勤監督は「ブルペン陣がよくやってくれた。ピンチは作りましたけど結果0点で抑えたので、こういう形になった。彼らの手柄ですね。特にピッチャー陣が頑張って掴んだ勝利」とねぎらった。


先発陣が崩れても試合を立て直す


 今季両リーグ最多となる12度の逆転勝利を誇るロッテ。8日のオリックス戦のように、序盤にリードを許しながらもリリーフ陣が試合を立て直し、試合終盤に逆転し勝利したケースは他にもある。

 3月26日の日本ハム戦がそうだった。先発した大嶺祐が4回4失点で降板。2点を追う5回から藤岡がマウンドに上がり、2回をきっちり0に抑えると、6回裏に打線が4点を奪い逆転に成功。このリードを松永、益田、内竜也、西野の小刻みなリレーで逃げ切った。

 序盤から点の取り合いとなった4月13日の楽天戦も、4失点の先発・イ・デウンを早めに諦め、1点を追う4回途中から藤岡が2番手として上がり、2回2/3を無失点の好リリーフ。打線も7回に同点に追いつくと、8回に勝ち越し勝利した。

 負け試合を勝ちゲームに立て直すことができる藤岡、南が、チームに流れを呼び込む投球を披露していることが逆転劇の多さに繋がっているといえそうだ。


ブルペンを預かる小林投手コーチの評価は?


 開幕から好投を続けるロッテのリリーフ陣だが、ブルペン陣の状態を見極める小林雅英投手コーチは「100試合以上残っており、評価するのはまだ早い」としながらも、「それぞれの仕事がしっかりできている。体調とかボールの状態とかではなく全て結果なので、今のところ完ぺきではないですけど、ある程度の結果は残している」と評価。

 また、8日のオリックス戦で今季初勝利を挙げた松永昂大と南が同学年で今年28歳、益田と藤岡が同じ26歳、守護神の西野が25歳と同年代の選手が多いことも、小林投手コーチは好調の理由の1つに挙げる。「(同年代が多いのは)刺激はあると思いますよ。それぞれ、いい仕事ができているという自負があると思うので、乗り遅れたくないというのはあると思う。仲間なんですけど、負けたくないという競争心があり、良い方向に働いていると思う」と話してくれた。

 首位ソフトバンクを3ゲーム差で追う2位ロッテ。10日からのソフトバンク戦3連戦を前に、昨季チームトップの32ホールドを挙げ、現在「腰椎椎間板症」で二軍調整中のセットアッパー・大谷智久が、一軍復帰が見込まれている。抜群の安定感を誇るリリーフ陣で逃げ切る形に持っていきたいところだ


ロッテリリーフ陣の成績


藤岡貴裕 13試 1勝0敗1H0S 防0.42
益田直也 16試 2勝0敗3H2S 防1.10
松永昂大 16試 1勝0敗3H0S 防1.32
内 竜也 14試 2勝0敗9H0S 防1.35
南 昌輝 12試 0勝1敗0H0S 防1.80
西野勇士 14試 2勝1敗1H9S 防3.95

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