5位ヤクルトは、前カード、敵地・マツダスタジアムで行われた広島との3連戦を1勝2敗で負け越した。気が付けば、開幕から最下位に沈んでいたDeNAとのゲーム差は0.5。今カードは本拠地・神宮でDeNAと3連戦を戦うが、結果次第では最下位転落の可能性が十分にある。
ヤクルトのチーム事情を見ると、打線はチーム打率リーグ2位の.263、得点もリーグ2位の191得点と猛威を振るう。投手陣は昨季、リーグ優勝に大きく貢献した救援陣が開幕直後は不振も、ここへ来て秋吉亮、ルーキ、オンドルセクの勝ちパターンが確立されつつある。
打線とリリーフ陣が一定の結果を残しているが、先発投手がその役割を果たせていない。チーム先発防御率はリーグワーストの5.05。本来はローテーションの軸として引っ張っていかなければならない石川雅規が防御率4.89、小川泰弘が4.13と不調。昨季右肘手術から復活した館山昌平が、4月に右肘を手術し、前半戦の復帰が絶望的。先発の台所事情はかなり苦しい。
不安要素ではあるが、石川と小川は毎年、夏場にかけて調子を上げている印象だ。特に石川は、その傾向が強い。2010年は5月終了時点で1勝6敗と大きく負け越していたが、終わって見れば二ケタ勝利を達成している。
2010年は7月10日の広島戦からシーズン最終登板となった9月28日の横浜戦にかけて11連勝。7月は4勝0敗、防御率2.16で月間MVPに輝いた。昨季もシーズン序盤に不調で二軍落ちを経験したが、7月以降は9勝2敗。8月25日の巨人戦から9月27日の巨人戦にかけて6連勝。9月は5勝0敗、防御率1.21と抜群の安定感を発揮した。
小川は昨季、3、4月こそ防御率0.76を記録するも、5月以降は調子があがらず苦しんだ。それでも、8月に4試合に登板して、3勝0敗、防御率1.23と好成績を残し、最終的には11勝8敗、防御率3.11と優勝の立役者となった。
今季もセ・リーグの各球団、決め手を欠いており、どこが優勝してもおかしくない。ヤクルトは打線と救援陣の陣容が整いつつあるだけに、軸となる石川、小川の復調と原樹理、成瀬善久、山中浩史、新垣渚といった先発陣が頑張れば、リーグ2連覇も見えてくる。
ヤクルトのチーム事情を見ると、打線はチーム打率リーグ2位の.263、得点もリーグ2位の191得点と猛威を振るう。投手陣は昨季、リーグ優勝に大きく貢献した救援陣が開幕直後は不振も、ここへ来て秋吉亮、ルーキ、オンドルセクの勝ちパターンが確立されつつある。
打線とリリーフ陣が一定の結果を残しているが、先発投手がその役割を果たせていない。チーム先発防御率はリーグワーストの5.05。本来はローテーションの軸として引っ張っていかなければならない石川雅規が防御率4.89、小川泰弘が4.13と不調。昨季右肘手術から復活した館山昌平が、4月に右肘を手術し、前半戦の復帰が絶望的。先発の台所事情はかなり苦しい。
不安要素ではあるが、石川と小川は毎年、夏場にかけて調子を上げている印象だ。特に石川は、その傾向が強い。2010年は5月終了時点で1勝6敗と大きく負け越していたが、終わって見れば二ケタ勝利を達成している。
2010年は7月10日の広島戦からシーズン最終登板となった9月28日の横浜戦にかけて11連勝。7月は4勝0敗、防御率2.16で月間MVPに輝いた。昨季もシーズン序盤に不調で二軍落ちを経験したが、7月以降は9勝2敗。8月25日の巨人戦から9月27日の巨人戦にかけて6連勝。9月は5勝0敗、防御率1.21と抜群の安定感を発揮した。
小川は昨季、3、4月こそ防御率0.76を記録するも、5月以降は調子があがらず苦しんだ。それでも、8月に4試合に登板して、3勝0敗、防御率1.23と好成績を残し、最終的には11勝8敗、防御率3.11と優勝の立役者となった。
今季もセ・リーグの各球団、決め手を欠いており、どこが優勝してもおかしくない。ヤクルトは打線と救援陣の陣容が整いつつあるだけに、軸となる石川、小川の復調と原樹理、成瀬善久、山中浩史、新垣渚といった先発陣が頑張れば、リーグ2連覇も見えてくる。