アメリカが最多の31人
巨人は21日、ガルシアの獲得を発表した。このガルシアはキューバ出身の選手。そこで、今年日本でプレーする助っ人外国人がどこの国が多いのかを見ていきたい。
最も多かったのが、アメリカの31人。アメリカ出身の選手には、3年連続日本一を目指すソフトバンクの守護神・サファテ、開幕投手を務めたメッセンジャー(阪神)、ジョンソン(広島)、DeNAに途中入団したザガースキーもそうだ。野手では、14年の本塁打王エルドレッド(広島)、“寿司”ポーズでお馴染みのレアード(日本ハム)などがいる。
次いで多かったのがドミニカ共和国の18人。中日の森繁和ヘッドコーチが、毎年オフにドミニカで行われるウインターリーグを視察し、そこで選手を獲得するケースが多い。そのため、エルナンデス(中日)、ナニータ(中日)、ハイメ(中日)、他球団に移籍したがブランコ(オリックス)など中日勢が目立つ。
そして、3番目に多かったのは、開幕から本塁打を量産しているビシエド(中日)を始め、8人の選手がプレーするキューバだ。また、2013年にキューバ政府がスポーツ選手の国外でのプロ活動を認めたことで、亡命という手段を取ることなく海外でプレーすることが可能になり、デスパイネ(ロッテ)、メンドーサ(巨人)といった選手を獲得するチームも増えてきている。
その他、ベネズエラが5人、台湾が4人、オランダが2人などとなっている。
助っ人外国人の出身国
●アメリカ 31人主な選手:サファテ(ソフトバンク)、レアード(日本ハム)、メッセンジャー(阪神)、ジョンソン(広島)、エルドレッド(広島)
●ドミニカ共和国 18人
主な選手:ブランコ(オリックス)、マテオ(阪神)、ゴメス(阪神)、ルナ(広島)、エルナンデス(中日)
●キューバ 8人
主な選手:デスパイネ(ロッテ)、メンドーサ(巨人)、ビシエド(中日)
●ベネズエラ 5人
バリオス(ソフトバンク)、スアレス(ソフトバンク)、メヒア(西武)、モスコーソ(DeNA)、ホセ・ロペス(DeNA)
●台湾 4人
チェン・グァンユウ(ロッテ)、郭俊麟(西武)、C.Cリー(西武)、ソン・チャ―ホウ(楽天)
●メキシコ 3人
メンドーサ(日本ハム)、アマダー(楽天)、クルーズ(巨人)
●オランダ 2人
バンデンハーク(ソフトバンク)、バレンティン(ヤクルト)
●カナダ 2人
マシソン(巨人)、ロマック(DeNA)
●オーストラリア 1人
ネイラー
●韓国 1人
イ・デウン
※外国人枠を外れている選手は含まない