平沢大河(ロッテ)、オコエ瑠偉(楽天)。どちらも高卒ドラ1の野手ルーキーで、開幕前には、テレビ・新聞をはじめとするマスコミが連日大々的に報じた。しかし、現実は甘くはなかった。2人は現在二軍で汗を流している。
平沢は、ロッテと楽天が昨年ドラフト1位指名し、抽選の結果ロッテに入団した。高校生とは思えないスイング。そして秀でた野球センスは、誰が見てもわかる逸材だ。キャンプも一軍スタートとなり、木製バットへの適応力もみせ、オープン戦から開幕一軍という道程も見えていた。
しかし、オープン戦の結果は散々なもので、6試合に出場し12打数1安打、打率は.083。守備でもミスが目立ち、伊東監督も悩んだ末に、平沢を二軍に落とした。
一方のオコエは、オープン戦で打率.174と、打撃は振るわなかったが、その広い守備範囲、持ち前の足を生かしたプレーが評価され、開幕一軍を勝ち取った。球団初の高卒野手の開幕一軍を掴んだが、現実は厳しく、8試合に出場して7打数0安打。初安打を記録できないまま二軍落ちした。
平沢は、オコエから遅れること約1カ月後の5月11日に一軍初昇格を果たす。翌12日のソフトバンク戦で初打席を迎えたが、注目の初打席は空振り三振。14日の楽天戦ではプロ入り初スタメンを果たしたが、一軍では6試合に出場し、10打席無安打に終わるなど結果を残せず、21日に再び二軍に戻ることとなった。
今年の開幕前から大きな注目を集めた二人は現在、ともに二軍で汗を流している。
成績自体は両者とも良くも悪くもない数字だが、どちらかと言えば平沢が一歩リードしている状況か。ただ、一軍のレベルにはまだまだ物足りない。さらに、ソフトバンク追撃を狙うロッテ、最下位に甘んじている楽天と、若手に経験を積ませるのに適した状況ではないように思う。
しかし、この先には過酷な夏場が待っている。必ず2人を必要とするときが訪れるはずだ。一軍でプレーした経験を糧に、来るべきときに備え、牙を研ぎ続けるしかない。今は二軍でプレーしている両ルーキーの動向には今後も注目していきたい。
平沢大河(ロッテ)
二軍成績:36試 率.260 本4 点23
オコエ瑠偉(楽天)
二軍成績:二軍成績:23試 率.238 本1 点12
※5月28日時点
平沢は、ロッテと楽天が昨年ドラフト1位指名し、抽選の結果ロッテに入団した。高校生とは思えないスイング。そして秀でた野球センスは、誰が見てもわかる逸材だ。キャンプも一軍スタートとなり、木製バットへの適応力もみせ、オープン戦から開幕一軍という道程も見えていた。
しかし、オープン戦の結果は散々なもので、6試合に出場し12打数1安打、打率は.083。守備でもミスが目立ち、伊東監督も悩んだ末に、平沢を二軍に落とした。
一方のオコエは、オープン戦で打率.174と、打撃は振るわなかったが、その広い守備範囲、持ち前の足を生かしたプレーが評価され、開幕一軍を勝ち取った。球団初の高卒野手の開幕一軍を掴んだが、現実は厳しく、8試合に出場して7打数0安打。初安打を記録できないまま二軍落ちした。
平沢は、オコエから遅れること約1カ月後の5月11日に一軍初昇格を果たす。翌12日のソフトバンク戦で初打席を迎えたが、注目の初打席は空振り三振。14日の楽天戦ではプロ入り初スタメンを果たしたが、一軍では6試合に出場し、10打席無安打に終わるなど結果を残せず、21日に再び二軍に戻ることとなった。
今年の開幕前から大きな注目を集めた二人は現在、ともに二軍で汗を流している。
成績自体は両者とも良くも悪くもない数字だが、どちらかと言えば平沢が一歩リードしている状況か。ただ、一軍のレベルにはまだまだ物足りない。さらに、ソフトバンク追撃を狙うロッテ、最下位に甘んじている楽天と、若手に経験を積ませるのに適した状況ではないように思う。
しかし、この先には過酷な夏場が待っている。必ず2人を必要とするときが訪れるはずだ。一軍でプレーした経験を糧に、来るべきときに備え、牙を研ぎ続けるしかない。今は二軍でプレーしている両ルーキーの動向には今後も注目していきたい。
平沢大河(ロッテ)
二軍成績:36試 率.260 本4 点23
オコエ瑠偉(楽天)
二軍成績:二軍成績:23試 率.238 本1 点12
※5月28日時点