東京六大学は、最終週の早慶戦の結果を待たずに、立教との死闘を制した明治大学が2年ぶりに優勝を決めた。沢田圭祐(立教大)、田村伊知郎(立教大)、加藤拓也(慶応大)など、ドラフト候補の投手が揃い混戦が予想されたなか、東京大学がエース左腕・宮台康平の成長により明治、立教、法政から勝利を挙げる波乱を巻き起こし、見応えのある春季リーグ戦となった。しかし、終わってみれば明治が対戦チーム全てから勝ち点を奪う完全優勝という形で優勝を決めた。
明治優勝の立役者は、間違いなく柳裕也だ。今季、柳は10試合に登板し、6勝(1敗)防御率0.87。柳の凄さは、1年のときに神宮デビューを果たして以来、大きな故障や不調もなく、マウンドに立ち続けているところだ。大学侍ジャパンにも招集されるこのタフネス右腕は、現在右肩の故障でリハビリ中の今年のドラフトの大目玉、創価大の田中正義をも凌ぐ勢いで、ドラフトを迎えることになるだろう。
柳は横浜高校出身。1学年上には、近藤健介(日本ハム)や乙坂智(DeNA)といったプロで活躍する選手がいる。横浜高校時代は1年の秋からマウンドに上がり、2年の春夏、3年春と、甲子園に出場している。3年時には、史上初の4連続出場が掛かっていたが、当時桐光学園2年生エースだった松井裕樹(楽天)の前に敗れた。
卒業後は明治大学に進学し、1年の春にリーグ戦デビューを果たすと、2年春からは先発に定着。3年秋には5勝(2敗)、防御率は初の1点台(1.95)を記録し、ベストナインにも選出された。そしてドラフトイヤーとなる4年の春は、同じくドラフトの候補に名を挙げる投手たちに、勝利数、投球回数、防御率と、すべての部門で圧倒した。
16年、柳と同学年で、今年のドラフトの話題を総なめにし続けてきた創価大の田中正義。創価大学の所属する東京新リーグでは、共栄大学が初優勝を飾り、創価大学の全国大会出場はなくなった。田中自身も、今春は、右肩の故障もあり、わずか2試合の登板に留まった。侍ジャパン大学日本代表でもチームメイトとして活躍した両雄の対戦は、実現しない形となってしまった。
6月6日から幕を開ける全国大学野球選手権大会。ドラフトイヤーの田中正義の投球を見たかった野球ファンも少なくないとは思うが、今年に照準を合わせ、凄みを増した柳は、全国の舞台を田中の分まで熱くしてくれるはずだ。
明治優勝の立役者は、間違いなく柳裕也だ。今季、柳は10試合に登板し、6勝(1敗)防御率0.87。柳の凄さは、1年のときに神宮デビューを果たして以来、大きな故障や不調もなく、マウンドに立ち続けているところだ。大学侍ジャパンにも招集されるこのタフネス右腕は、現在右肩の故障でリハビリ中の今年のドラフトの大目玉、創価大の田中正義をも凌ぐ勢いで、ドラフトを迎えることになるだろう。
柳は横浜高校出身。1学年上には、近藤健介(日本ハム)や乙坂智(DeNA)といったプロで活躍する選手がいる。横浜高校時代は1年の秋からマウンドに上がり、2年の春夏、3年春と、甲子園に出場している。3年時には、史上初の4連続出場が掛かっていたが、当時桐光学園2年生エースだった松井裕樹(楽天)の前に敗れた。
卒業後は明治大学に進学し、1年の春にリーグ戦デビューを果たすと、2年春からは先発に定着。3年秋には5勝(2敗)、防御率は初の1点台(1.95)を記録し、ベストナインにも選出された。そしてドラフトイヤーとなる4年の春は、同じくドラフトの候補に名を挙げる投手たちに、勝利数、投球回数、防御率と、すべての部門で圧倒した。
16年、柳と同学年で、今年のドラフトの話題を総なめにし続けてきた創価大の田中正義。創価大学の所属する東京新リーグでは、共栄大学が初優勝を飾り、創価大学の全国大会出場はなくなった。田中自身も、今春は、右肩の故障もあり、わずか2試合の登板に留まった。侍ジャパン大学日本代表でもチームメイトとして活躍した両雄の対戦は、実現しない形となってしまった。
6月6日から幕を開ける全国大学野球選手権大会。ドラフトイヤーの田中正義の投球を見たかった野球ファンも少なくないとは思うが、今年に照準を合わせ、凄みを増した柳は、全国の舞台を田中の分まで熱くしてくれるはずだ。