ニュース 2014.08.23. 12:24

139球熱投で今季初完封のマエケン 土砂災害受け「意味のある登板になりました」

 広島の前田健太投手は22日に行われた本拠地での阪神戦に先発登板し、5被安打、12奪三振の快投で今季初完投完封。自身5年連続2桁勝利となる10勝目(6敗)をマークした。

 広島市で発生した記録的豪雨による土砂災害後、初めてのマツダスタジアムでの開催となったこの日。半旗が掲げられるなか、両チームの左袖に喪章が付けられ、試合前には黙とうを捧げた。

 前田は試合から一夜明けた23日、自身の公式ブログを更新。「やっと勝てました。完封する事ができて本当によかったです」と、7月12日の中日戦以来となる白星をファンに報告した。

 また前田は今回の土砂災害を受け、「意味のある登板になりました。。今広島は大変です」と複雑な胸中を明かしながら、「でも被害にあった方からメッセージを頂きました。今の唯一の楽しみはカープが勝つ事です。というメッセージをたくさん頂きました。みなさんがそうではないかもしれないですがそう思ってくれている方たちの為にも必死に戦って行きたいと思います」と力強くコメントしている。

 最後には「カープの選手として広島の方たちの力になれるように頑張りたいと思います。この度、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして行方不明の方たちが一刻もはやく見つかる事を願ってます」と綴っている。
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