勝ち星はつかずも力投続ける田中
現地時間6月11日(日本時間12日)、本拠地でのタイガース戦にヤンキースの田中将大が先発する。
前回登板は現地時間6日のエンゼルス戦。7回を投げて6安打で2失点と試合は作ったものの、味方の援護が得られずに勝ち負けつかず。ここ2試合は好投を続けながらも勝ち星に恵まれていない。
ここまで12試合の登板で防御率は2.76と安定した投球を披露しながら、ここまで3勝(1敗)。昨年は同じ12試合の時点で6勝3敗だったのを考えると、やはり今年は苦しいマウンドが続いている。
それでも、ヤンキースの主戦投手として相手からのマークも厳しくなる中、“負けない投球”が展開できている点は今年の強みと言えるだろう。
エンゼルス戦の試合後、ヤンキースを率いるジラルディ監督も「今日は彼の素晴らしいスプリットがなかった。良いスライダーもなかった。それでも、彼はそんな状況でも“投げる道”を見つけてくれた」と粘りの投球を見せた田中を称賛。調子が悪くても、悪いなりに試合を作れる点で指揮官からの信頼も厚い。
強力打線を相手に4勝目を目指す
3戦ぶりの4勝目を目指す明日の相手はタイガース。ア・リーグ中地区で3位につけるチームは、リーグ2番目のチーム打率.268を誇る強打が自慢のチーム。
メジャー最強打者のミゲル・カブレラに加え、ビクター・マルティネス、イアン・キンスラー、ニック・カステラノスという3人の3割打者が打線に並ぶ、気の抜けない相手だ。
さらに投げ合うのも、相手もかつてのサイヤング賞右腕であるエースのバーランダー。球数を抑えてイニング数は稼ぎつつも、細心の注意を払いながら攻めていく必要がある。
久々の4勝目を掴むことができるか。田中将大の登板試合は日本時間あす朝のプレイボール予定。