08年の阪神も40勝を記録
首位・ソフトバンクが12日に行われた巨人戦、城所龍磨の2打席連続弾などで7点を奪い7-5で勝利した。これでソフトバンクは貯金を今季最多の25、12球団1番乗りとなる40勝目を挙げた。
そこで最近10年間、6月12日終了時点の首位チームの成績を見ていきたい。貯金数を見てみると、この10年間で今季のソフトバンクのように貯金25を数えたチームは1つもない。貯金20を超えたチームは2011年のソフトバンクと08年の阪神。2011年のソフトバンクは、和田毅、杉内俊哉、摂津正、ホールトンなど先発陣が充実し、33勝12敗3分で貯金は21を数えた。
勝ち星は、2008年の阪神が40勝を挙げている。この年の阪神は6月12日時点で、ソフトバンクと同じ60試合を消化し、40勝19敗1分、勝率.678を記録していた。ただ、この年の阪神は前半戦、圧倒的な強さを誇り、3年ぶりのリーグ優勝は間違いなしと思われたが、巨人が後半戦に猛追。最後は最大13ゲームあった差を巨人にひっくり返され、リーグ優勝を逃してしまった。
今季のソフトバンクに関していえば、リーグ連覇を経験した選手が数多く残り勝ちを知っている選手が多い。それを踏まえると、この先、勝ち星、貯金を増やしていくのか注目していく方が良いだろう。
最近10年間の首位チーム成績(6月12日終了時点)
【2007年】
セ:巨人 36勝24敗 勝率.600
パ:ロッテ 34勝21敗4分 勝率.618
【2008年】
セ:阪神 40勝19敗1分 勝率.678
パ:西武 39勝24敗1分 勝率.619
【2009年】
セ:巨人 34勝16敗6分 勝率.680
パ:日本ハム 32勝22敗1分 勝率.593
【2010年】
セ:巨人 36勝23敗 勝率.610
パ:西武 39勝25敗 勝率.609
【2011年】
セ:ヤクルト 23勝17敗5分 勝率.575
パ:ソフトバンク 33勝12敗3分 勝率.733
【2012年】
セ:中日 30勝18敗10分 勝率.625
パ:ソフトバンク 31勝17敗5分 勝率.646
【2013年】
セ:阪神 35勝22敗 勝率.614
パ:ロッテ 33勝23敗1分 勝率.589
【2014年】
セ:巨人 35勝26敗 勝率.574
パ:オリックス 39勝21敗 勝率.650
【2015年】
セ:巨人 34勝30敗 勝率.531
パ:ソフトバンク 35勝23敗3分 勝率.603
【2016年】
セ:広島 34勝29敗2分 勝率.540
パ:ソフトバンク 40勝15敗5分 勝率.727