広島が19日に行われたオリックス戦に5-4で勝利。昨季まで通算114勝158敗10分と苦手だった交流戦を11勝6敗1分で終えた。セ・リーグの他球団が交流戦で大きく負け越したこともあり、貯金生活は広島のみ。さらに、2位巨人とのゲーム差を6に広げ単独トップを走る。
交流戦を振り返ると、敵地・QVCマリンで行われた最初のカード・ロッテ戦は、厳しい戦いとなった。初戦にエース格のジョンソンを先発に立てるも、初回に3点を失い、6回3失点で降板。打線も先発・石川歩を捉えることができず、0-5の完封負け。2戦目は野村祐輔が勝利投手となったものの、3戦目は19被安打13失点の大敗。ロッテとの3連戦を1勝2敗で負け越した。
本拠地・マツダに戻り、パ・リーグ首位・ソフトバンクとの3連戦は、初戦に黒田博樹が先発するも、クリーンナップに三者連続本塁打を浴びるなど、1-6で敗戦。これでズルズルいくかと思われたが、2戦目に1-1の降雨コールドで引き分け。3戦目は丸佳浩のサヨナラタイムリーで、1勝1敗1分で終えた。
良い形でソフトバンク戦を終え、3カード目の日本ハム戦、2勝1敗と勝ち越す。これで勢いに乗っていくかと思われたが、続く楽天戦は1勝2敗と負け越した。今ひとつチーム状態が上がらなかったが、本拠地・マツダに戻った西武、オリックスとの3連戦で3連勝。結果的に、この6連勝が大きかった。
特にこの6連戦で活躍が光ったのが、12年ドラフトでプロ入りした鈴木誠也と下水流昂の2人だ。12年ドラフト2位でプロ入りした鈴木は、延長12回4-4で迎えた17日のオリックス戦で、サヨナラ2ランを放つと、翌18日も2点を追う9回に左中間スタンドに突き刺すサヨナラ3ラン。球団では84年の長嶋清幸以来33年ぶり2人目の快挙となった。さらに、19日の試合でも4-4の8回に山崎福也から勝ち越しのソロ。3試合連続で決勝弾を放つ活躍ぶりだった。
一方、12年ドラフト4位で入団した下水流は、右太もも裏の故障で登録抹消されたエルドレッドに代わって16日の西武戦で「7番・左翼」で先発出場すると、プロ入り初の猛打賞をマーク。お立ち台にも上がり、「初めまして…」と自己紹介し球場を盛り上げた。19日のオリックス戦では、2点を追う6回に代打で登場し、白仁田寛和が投じた5球目のストレートを完璧に捉え、レフトスタンドに飛び込む値千金の同点2ランを放った。
2014年は交流戦前に27勝15敗で2位阪神と3ゲーム差をつけて首位に立っていたが、交流戦で9勝15敗と大きく負け越し、交流戦後に2位に後退という苦い記憶があった。今年も最初のカード・ロッテ戦で負け越すスタートとなったが、鈴木、下水流といった日替わりヒーローが生まれ、チームも2009年以来の交流戦勝ち越しで終えた。24日にリーグ戦が再開するが、この勢いを継続させ、1991年以来の悲願に向けて突き進むことができるだろうか。
交流戦を振り返ると、敵地・QVCマリンで行われた最初のカード・ロッテ戦は、厳しい戦いとなった。初戦にエース格のジョンソンを先発に立てるも、初回に3点を失い、6回3失点で降板。打線も先発・石川歩を捉えることができず、0-5の完封負け。2戦目は野村祐輔が勝利投手となったものの、3戦目は19被安打13失点の大敗。ロッテとの3連戦を1勝2敗で負け越した。
本拠地・マツダに戻り、パ・リーグ首位・ソフトバンクとの3連戦は、初戦に黒田博樹が先発するも、クリーンナップに三者連続本塁打を浴びるなど、1-6で敗戦。これでズルズルいくかと思われたが、2戦目に1-1の降雨コールドで引き分け。3戦目は丸佳浩のサヨナラタイムリーで、1勝1敗1分で終えた。
良い形でソフトバンク戦を終え、3カード目の日本ハム戦、2勝1敗と勝ち越す。これで勢いに乗っていくかと思われたが、続く楽天戦は1勝2敗と負け越した。今ひとつチーム状態が上がらなかったが、本拠地・マツダに戻った西武、オリックスとの3連戦で3連勝。結果的に、この6連勝が大きかった。
特にこの6連戦で活躍が光ったのが、12年ドラフトでプロ入りした鈴木誠也と下水流昂の2人だ。12年ドラフト2位でプロ入りした鈴木は、延長12回4-4で迎えた17日のオリックス戦で、サヨナラ2ランを放つと、翌18日も2点を追う9回に左中間スタンドに突き刺すサヨナラ3ラン。球団では84年の長嶋清幸以来33年ぶり2人目の快挙となった。さらに、19日の試合でも4-4の8回に山崎福也から勝ち越しのソロ。3試合連続で決勝弾を放つ活躍ぶりだった。
一方、12年ドラフト4位で入団した下水流は、右太もも裏の故障で登録抹消されたエルドレッドに代わって16日の西武戦で「7番・左翼」で先発出場すると、プロ入り初の猛打賞をマーク。お立ち台にも上がり、「初めまして…」と自己紹介し球場を盛り上げた。19日のオリックス戦では、2点を追う6回に代打で登場し、白仁田寛和が投じた5球目のストレートを完璧に捉え、レフトスタンドに飛び込む値千金の同点2ランを放った。
2014年は交流戦前に27勝15敗で2位阪神と3ゲーム差をつけて首位に立っていたが、交流戦で9勝15敗と大きく負け越し、交流戦後に2位に後退という苦い記憶があった。今年も最初のカード・ロッテ戦で負け越すスタートとなったが、鈴木、下水流といった日替わりヒーローが生まれ、チームも2009年以来の交流戦勝ち越しで終えた。24日にリーグ戦が再開するが、この勢いを継続させ、1991年以来の悲願に向けて突き進むことができるだろうか。