セ・リーグ3位の巨人は、首位を独走する広島と9.5ゲーム差。逆に最下位のヤクルトとは2ゲーム差にいる。まさに1強5弱のうちの「3位」に過ぎないという構図である。
巨人のチーム成績は、チーム防御率は3.69で、リーグ5位。開幕から3ヶ月に渡り、防御率0点台を維持していた菅野智之が、6月25日のDeNA戦でまさかの自己ワースト9失点の大炎上。菅野個人の防御率も0.88から、一気に1点台に悪化。ここ数年、盤石の投手力で優勝、Aクラス入りを果たしてきた巨人にとって、投手力の低迷は優勝に向けて暗雲模様となる。
優勝するチームには、2人から3人の二ケタ勝利投手が存在する。今シーズンの巨人はどうか。開幕から3ヶ月、防御率0点台の菅野ですら、シーズンの折り返しで5勝「しか」挙げていないのだ。そして、現在の巨人の勝ち頭は、セットアッパーのマシソンで6勝。抑えの沢村拓一も3勝を挙げており、先発陣が寂しい勝利数である。リリーフ陣は抜きにして、単純計算ではあるが、このままシーズンを折り返すと、先発で二ケタ勝利を挙げる投手が菅野のみになる可能性がある。やはり今シーズン股関節手術のリハビリにより、チームを離れている杉内の抜けた穴は大きいと言わざるを得ないが、復帰は先の話になりそうだ。
先発陣の勝ち星の少なさへの「てこ入れ」が巨人にとって、首位広島を追撃するキーワードになるであろう。
その筆頭が、田口麗斗ではないであろうか。杉内の穴を埋めるとまでいかないが、同じ左腕、先発陣の中での防御率は、菅野に次ぐチーム2位の3.23と健闘しており、勝ち星は「3」。ベテランの内海哲也も、今季は状態を徐々に挙げ、6月は負け無しの3勝。この若手、ベテランの二人の先発左腕で、杉内不在の巨人の投手陣を支え、広島に食らいつくための土台を固めたいところだ。
交流戦の成績や、日本シリーズの結果など、パリーグに押されがちなセ・リーグ。押し返すためにも、先発陣の奮起が「強い巨人」の復活に不可欠ではないだろうか。
巨人のチーム成績は、チーム防御率は3.69で、リーグ5位。開幕から3ヶ月に渡り、防御率0点台を維持していた菅野智之が、6月25日のDeNA戦でまさかの自己ワースト9失点の大炎上。菅野個人の防御率も0.88から、一気に1点台に悪化。ここ数年、盤石の投手力で優勝、Aクラス入りを果たしてきた巨人にとって、投手力の低迷は優勝に向けて暗雲模様となる。
優勝するチームには、2人から3人の二ケタ勝利投手が存在する。今シーズンの巨人はどうか。開幕から3ヶ月、防御率0点台の菅野ですら、シーズンの折り返しで5勝「しか」挙げていないのだ。そして、現在の巨人の勝ち頭は、セットアッパーのマシソンで6勝。抑えの沢村拓一も3勝を挙げており、先発陣が寂しい勝利数である。リリーフ陣は抜きにして、単純計算ではあるが、このままシーズンを折り返すと、先発で二ケタ勝利を挙げる投手が菅野のみになる可能性がある。やはり今シーズン股関節手術のリハビリにより、チームを離れている杉内の抜けた穴は大きいと言わざるを得ないが、復帰は先の話になりそうだ。
先発陣の勝ち星の少なさへの「てこ入れ」が巨人にとって、首位広島を追撃するキーワードになるであろう。
その筆頭が、田口麗斗ではないであろうか。杉内の穴を埋めるとまでいかないが、同じ左腕、先発陣の中での防御率は、菅野に次ぐチーム2位の3.23と健闘しており、勝ち星は「3」。ベテランの内海哲也も、今季は状態を徐々に挙げ、6月は負け無しの3勝。この若手、ベテランの二人の先発左腕で、杉内不在の巨人の投手陣を支え、広島に食らいつくための土台を固めたいところだ。
交流戦の成績や、日本シリーズの結果など、パリーグに押されがちなセ・リーグ。押し返すためにも、先発陣の奮起が「強い巨人」の復活に不可欠ではないだろうか。