ニュース 2016.08.08. 10:35

昨夏16強の鶴岡東は初戦敗退…守備でリズム作れず

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【夏の甲子園】大会2日目・第1試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
いなべ総合 5 - 3 鶴岡東
<1回戦 8月8日>

 7日に開幕した「第98回 全国高校野球選手権大会」は大会2日目。第1試合に登場した昨夏ベスト16の鶴岡東(山形)は、春夏連続出場のいなべ総合(三重)に3-5で惜敗。初戦敗退となった。

 先に主導権を握った鶴岡東。相手先発・赤木聡介(2年)を2回にとらえ、岸大輔(3年)のタイムリーツーベースで先制。さらに二死一二塁となってから太居建人(3年)にもタイムリーが飛び出し、2-0とした。

 ところが3回に失策で失点を許すと、5回には内野安打にエラーが絡んでピンチを招くと、タイムリーを浴びて同点に。なおも一死一三塁から二飛でアウトをひとつ取るも、セカンド後方への打球に対して三塁走者がスタート。カットからホームへと返すも間に合わず、勝ち越し点を献上した。

 7回にも一発を浴びるなど2点を失った鶴岡東は最終9回に意地を見せる。3回以降封じられてきたいなべ総合の2番手・山内智貴(3年)が降板すると、代わった水谷優(3年)から3連続の四球をもぎ取って押し出しで1点。3-5とし、なおも一死満塁という大チャンスを作る。

 ここで打席には4番で主将の佐藤要(3年)。大観衆が見つめる中、佐藤は初球に手を出すと、打球はショートへのゴロに。セカンドへと送られ、セカンドからファーストへと転送。佐藤は頭から一塁へ突っ込むも及ばず、併殺で試合が終わった。

 試合後、佐藤俊監督が「守りのリズムが...」と語ったように、もとは県大会5試合で3失策と堅い守りを見せていたチームながら、この日は1試合で3失策。それも失策がことごとく失点につながり、最後まで重くのしかかった。

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