中日の谷繁元信監督は9日、シーズン途中での休養を表明した。9日のヤクルト戦から森繁和ヘッドコーチが監督代行を務める。最下位に沈む中日ではあるが、3位とのゲーム差は6.5。厳しい状況ではあるが、CSに出場の可能性は残されている。
シーズン途中に監督が交代し、CSに出場した球団を見てみると、08年のオリックスがCS出場を果たした。テリー・コリンズ監督が、21勝28敗の5位というチーム状況もあり、シーズン序盤の5月21日に辞任。
コリンズ監督の辞任を受けて、大石大二郎ヘッドコーチが監督代行に就任。結果的に、バラバラになりかけたチームをまとめ、勝利を積み重ねた。特に先発陣は当時一軍半だった小松聖が15勝、金子千尋、山本省吾、近藤一樹が10勝をマーク。打線もローズ、カブレラといった長距離砲の活躍もあり、リーグ優勝は逃したが、2位でCS出場を決めた。
10年のヤクルトは、CS進出こそ逃したが、72勝68敗4分と勝ち越した。高田監督は、交流戦スタートから9連敗目となった5月26日の楽天戦後に辞任。小川淳司ヘッドコーチが監督代行に就任した。
小川監督代行は、13勝32敗1分の借金19に沈んだチームを立て直し、最終的には4つの貯金を作りシーズンをフィニッシュ。特に6月1日以降は、58勝35敗2分、勝率.624でリーグ1位の成績を残した。
今回、中日の監督交代時期が8月と、08年のオリックスと10年のヤクルトに比べるとかなり遅い。森監督代行の下、中日はここから巻き返し、4年ぶりにCS出場することができるだろうか。
【CSスタートした07年以降シーズン途中に監督交代があったチーム】
2008年 オリックス
75勝68敗1分(2位)
コリンズ → 大石大二郎
2009年 横浜
51勝93敗(6位)
大矢明彦 → 田代富雄
2010年 ヤクルト
72勝68敗4分(4位)
高田繁 → 小川淳司
2012年 オリックス
57勝77敗10分(6位)
岡田彰布 → 森脇浩司
2014年 西武
63勝77敗4分(5位)
伊原春樹 → 田辺徳雄
2015年 オリックス
61勝80敗2分(5位)
森脇浩司 → 福良淳一
2016年 中日
44勝58敗3分(6位)
谷繁元信 → 森繁和
※()は順位
※成績は2016年8月9日終了時点
シーズン途中に監督が交代し、CSに出場した球団を見てみると、08年のオリックスがCS出場を果たした。テリー・コリンズ監督が、21勝28敗の5位というチーム状況もあり、シーズン序盤の5月21日に辞任。
コリンズ監督の辞任を受けて、大石大二郎ヘッドコーチが監督代行に就任。結果的に、バラバラになりかけたチームをまとめ、勝利を積み重ねた。特に先発陣は当時一軍半だった小松聖が15勝、金子千尋、山本省吾、近藤一樹が10勝をマーク。打線もローズ、カブレラといった長距離砲の活躍もあり、リーグ優勝は逃したが、2位でCS出場を決めた。
10年のヤクルトは、CS進出こそ逃したが、72勝68敗4分と勝ち越した。高田監督は、交流戦スタートから9連敗目となった5月26日の楽天戦後に辞任。小川淳司ヘッドコーチが監督代行に就任した。
小川監督代行は、13勝32敗1分の借金19に沈んだチームを立て直し、最終的には4つの貯金を作りシーズンをフィニッシュ。特に6月1日以降は、58勝35敗2分、勝率.624でリーグ1位の成績を残した。
今回、中日の監督交代時期が8月と、08年のオリックスと10年のヤクルトに比べるとかなり遅い。森監督代行の下、中日はここから巻き返し、4年ぶりにCS出場することができるだろうか。
【CSスタートした07年以降シーズン途中に監督交代があったチーム】
2008年 オリックス
75勝68敗1分(2位)
コリンズ → 大石大二郎
2009年 横浜
51勝93敗(6位)
大矢明彦 → 田代富雄
2010年 ヤクルト
72勝68敗4分(4位)
高田繁 → 小川淳司
2012年 オリックス
57勝77敗10分(6位)
岡田彰布 → 森脇浩司
2014年 西武
63勝77敗4分(5位)
伊原春樹 → 田辺徳雄
2015年 オリックス
61勝80敗2分(5位)
森脇浩司 → 福良淳一
2016年 中日
44勝58敗3分(6位)
谷繁元信 → 森繁和
※()は順位
※成績は2016年8月9日終了時点