ニュース 2016.08.11. 12:10

光った集中力 継投の綻びを見逃さなかった日南学園が初戦突破

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【夏の甲子園】大会5日目・第1試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
八王子 1 - 7 日南学園
<1回戦 8月11日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会5日目。9時30分開始の第1試合では、2年ぶり8度目の出場となった日南学園(宮崎)が初出場の八王子(西東京)を下し、夏の甲子園9年ぶりの勝利を挙げた。

 序盤は互いに先発投手の好投とバックの好守が光り、静かな立ち上がりに。試合が動いたのは5回表、先頭からの連打で無死一、三塁のチャンス。ここで8番の石田航平(3年)が内野ゴロで併殺に倒れるも、この間に三塁走者が生還。先制点を挙げる。

 さらに6回には、八王子が好投の先発・早乙女大輝(2年)を交代。2人目の米原大地(2年)を送り込んできたところを一気にとらえる。四球とヒットでチャンスを作ると、4番・益田海成(3年)のタイムリーツーベースで2点を追加。

 さらに安打で一三塁とチャンスを広げ、6番・萩原哲(3年)の二邪飛の間に三塁走者が好走塁で生還。犠飛となって1点を追加すると、石田の2点タイムリーでこの回一挙5得点を挙げた。

 7回にも1点を追加し、試合を優位に進めると、先発の森山弦暉(3年)も援護に応えるように好投を披露。内野ゴロの山を築き、八王子に反撃のチャンスを与えなかった。

 7点リードの9回裏からは、2人目の上野椋太(2年)にスイッチ。四球と安打でピンチを招き、内野ゴロ併殺崩れの間に1点を失ったが、7-1で逃げ切った。

 ここぞの場面での集中打が光った日南学園。2007年以来、実に9年ぶりとなる甲子園での勝利を掴んだ。


▼ 日南学園・金川豪一郎監督
「(春の悔しさを経て)たくましくなったなぁと思います。ピンチにもミスなく、よくしのいでくれた」

▼ 日南学園・森山弦暉
「夏、まず1勝を目指してきたので嬉しい。低めに集まるようになってゴロが増えたのが良かったです」
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