ニュース 2016.08.17. 15:45

エース・堀が力投も…投手戦に敗れた広島新庄、3回戦で散る

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【夏の甲子園】大会11日目・第3試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
木更津総合 2 - 0 広島新庄
<3回戦 8月17日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会11日目。今日でベスト8がすべて出揃う。

 第3試合では、広島新庄(広島)が初のベスト8をかけて木更津総合(千葉)と激突。広島新庄の絶対的エース・堀瑞輝(3年)と木更津総合・早川隆久(3年)による屈指の“好左腕対決”は相手の方に軍配が上がり、0-2で敗れた。

 初戦は延長12回の死闘を一人で投げ抜き、2戦目も完投でチームを連勝に導いた堀。この日も先発マウンドに登ったが、立ち上がりをいきなり殴られる。

 一死走者なしで迎えた相手2番・木戸諒(3年)に高めのボールをフルスイングされると、打球はライトポール際に飛び込んで本塁打に。思わぬ一撃で1点を失った。

 それでも、その後は立ち直って好投を披露。ヒットは許しながらもホームは踏ませない展開で追加点は許さない。

 しかし、味方打線が相手エースを前に沈黙。こちらも走者を出すにも一苦労といった状態で、なかなかチャンスを掴めない。

 すると7回、ついに堀がつかまる。先頭の安打と犠打で一死二塁のピンチ。つづく打者は打ち取って二死とするも、7番の井上瑞樹(3年)にしぶとく二遊間を破られ、その間に走者が生還。手痛いタイムリーを浴び、2点目を失ってしまった。

 その後も打線は早川を前に沈黙。2点目を失った直後の7回には、先頭の安打と犠打でこの試合はじめてのチャンスを作ったが、後続が内野ゴロに倒れて無得点。最後までホームが遠かった。

 堀は9回を無四球・6安打で7奪三振と力投を見せるも、味方の援護なく敗戦。初のベスト8入りはならなかった。


▼ 広島新庄・迫田守昭監督
「少ない点差ならうちのペースと思っていましたが、2点目が重かった。相手の早川投手は素晴らしい。堀もよく放っていたんですが、2点目が重かったですね」
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