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ロッテ不調の原因は、開幕前に期待された先発3人衆にある

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5月13日のソフトバンク戦で、8回途中、降板するロッテ・涌井=QVC © KYODO NEWS IMAGES
 開幕前、優勝候補に挙げられていたロッテが、クライマックスシリーズ進出に向けて、厳しい状況に追い込まれている。

 その原因として、成瀬善久、涌井秀章、唐川侑己の3人の不調が挙げられる。9月3日の西武戦で涌井は6勝目を挙げたが、残り20試合弱で6勝とは少し、寂しい数字だ。新人の石川歩、昨季9勝を挙げた古谷拓哉が7勝とまずまず健闘しているだけに、彼ら3人の調子がよければ、優勝も狙えたのではないかと考えてしまう。

 特に唐川の不振は深刻だ。開幕から打ち込まれる試合が多く、今季初勝利が7月1日のソフトバンク戦。その後も、二軍調整やリリーフ登板するなど、荒治療を施しているが、2勝止まり。エース・成瀬もチームトップの8勝を挙げているが防御率4.54と安定感を欠く。また今季は3度一軍登録抹消するなど、軸となるべき存在が何度も離脱するのはチームにとってはかなりの痛手。FAで加入した涌井も6勝11敗と大きく負け越し、本拠地QVCマリンのマウンドでは未だに勝利を飾れていない。

 厳しい見方かもしれないが、彼ら3人の成績がそのまま、今の順位に反映されているといえるだろう。過去10年の成績を見ても、日本一に輝いた2005年はエース・清水直行(10勝)、渡辺俊介(15勝)小野晋吾(10勝)、小林宏之(12勝)、久保康友(10勝)、セラフィニ(11勝)、先発投手6人が2桁勝利を達成。リーグ3位から下剋上を果たし、日本一に輝いた2010年も成瀬(13勝)とマーフィー(12勝)が2桁勝利を達成している。

 また、2013年を除いて最近10年でAクラス入りを果たしたシーズンは、いずれも2桁勝利投手を輩出している。やはり最低でも、軸として期待されていた投手が2桁勝利を挙げていなければ、Aクラス争いに加わるのは難しいということだ。

 3位・日本ハムに7.5ゲーム離されており、数字的には絶望的な状況。しかし、彼らは皆20台と若く、来期以降を見据えても柱になってもらわないといけない投手たちだ。残りの試合で意地を見せ、明るい未来を照らしてほしい。
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