ニュース 2016.08.20. 17:11

拙攻&ミスで自滅…秀岳館、夏も準決勝で泣く

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【夏の甲子園】大会13日目・第2試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
北海 4 - 3 秀岳館
<準決勝 8月20日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」も大会13日目が終了。決勝戦へ進出する2チームが決まった。

 春夏通じて初の決勝進出を目指した秀岳館(熊本)は、北海(南北海道)を最後まで崩し切れずに3-4で惜敗。春に続いて夏も準決勝で涙を呑んだ。


 先攻の秀岳館はいきなり1番・松尾大河(3年)が三塁打を放ってチャンスメイク。2番の原田拓実(3年)も四球を選び、打者2人で一、三塁というチャンスを作る。

 ここで原田が盗塁を狙ったが、北海の捕手・佐藤大雅(2年)が素晴らしいスローイングでこれを阻止。さらに3番・木本凌雅(3年)の打席で相手捕手がボールを後逸し、この間に三塁走者が本塁に突っ込むも、これもボールを拾った捕手から投手へと素早く渡ってアウト。無死一、三塁があっという間に二死走者なしとなってしまった。

 3番の木本は安打で出るも、4番・九鬼隆平(3年)のレフト線への打球を相手のレフトが好捕。先制のチャンスを逃してしまった。


 すると3回、先発の川端健斗(2年)を諦めてスイッチした中井雄亮(3年)が相手エース・大西健斗に2点タイムリースリーベースを浴び、さらに続く打者にも内野安打を許して計3失点。3点を追う展開となってしまう。

 5回にも1点を失い、0-4。反撃したい打線は7回、九鬼の二塁打と天本昂佑(3年)のヒットでチャンスをつくり、二死ながら二、三塁まで進むと、ここで大西が暴投。ようやく1点が入る。

 さらに8回、死球で出た松尾を二塁に置き、二死から九鬼がライトへ弾き返すと、この打球を相手ライトが後逸。二塁走者が生還し、打った九鬼もホームへ。3-4と1点差に詰め寄った。

 しかし、平然と投げ続ける大西を前に後続が凡退。9回も二死から内野安打で走者を出すも、最後は内野ゴロに打ち取られて万事休す。最後まで相手エースを崩せず、ミスと拙攻で流れを失った秀岳館は準決勝で散った。
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