ニュース 2016.09.18. 08:00

“中継ぎのスペシャリスト”日本ハム・宮西 自身初のタイトル獲得なるか!?

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日本ハムでセットアッパーを務める宮西尚生
 リーグ優勝を争う日本ハムのセットアッパー・宮西尚生がリーグトップの38ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得しそうだ。

 宮西は2008年にプロ入り後、9年連続で50試合以上登板を記録する鉄腕サウスポー。14年には自己最多の41ホールドをマークした“中継ぎのスペシャリスト”だが、意外にもタイトルを獲得したことがない。

 今季は、故障の影響で開幕は二軍スタート。4月8日に一軍登録されると、翌9日の楽天戦で今季初登板を果たす。しかし、その試合で0回1/3を投げて2失点と、苦しいマウンドとなった。

 最悪な初登板となった宮西だが、4月12日のオリックス戦から7月13日のオリックス戦にかけて29試合連続無失点を記録し、本来の調子を取り戻す。その間、5月14日の西武戦で史上2人目、パ・リーグでは史上初となる通算200ホールドを達成した。

 宮西の復調とともに、チームも上昇していき、11.5差あった首位・ソフトバンクをひっくり返し一時首位に浮上するなど、ソフトバンクと壮絶な優勝争いを繰り広げている。

 今季の宮西が好調の要因として、右打者を左打者と変わらず抑えこんでいることが挙げられる。

【2015年】
左打者:.162(74-12)
右打者:.230(74-17)

【2016年】
左打者:.182(66-12)
右打者:.181(72-13)

 昨季の被打率を見ると右打者に対して.230だったが、今季は.181と向上。他球団の右打者との対戦を見ても、ソフトバンクの内川聖一に被打率.200(5-1)、西武の浅村栄斗に被打率.000(3-0)、対戦数は少ないが西武のメヒアといった強打者たちをしっかり封じている。

 4年ぶりにリーグ優勝を目指す日本ハムのセットアッパーとして、チームを支える宮西。リーグ優勝とともに、自身初のタイトルを獲得することができるだろうか。

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