クリーブランドのスポーツ史上最高の一日
クリーブランド市民にとって、最高の一日が訪れた。
現地時間25日(日本時間26日)、2016年メジャーリーグの頂点を決するワールドシリーズが開幕。第1戦はインディアンスがホームの大声援を背に6-0と快勝。68年ぶりのチャンピオンへ向けて、まずひとつ先手を取ることに成功した。
先発のクルバーが3回まで8つの三振を奪う快投を披露すれば、女房役のペレスがソロに3ランと2発の大暴れで強力に援護。終盤はリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いたミラーとストッパーのアレンによる継投でリードを守り抜き、完封リレーを完成させた。
これが球団19年ぶりとなるワールドシリーズでの勝利。これだけでもクリーブランド市民は歓喜なのだが、この日はそれだけではなかった。
インディアンスの本拠地はプログレッシブ・フィールド。そのすぐお隣にあるクイックン・ローンズ・アリーナでこの日行われたのが、バスケットボール・NBAの開幕戦である。
昨シーズンのNBAを制したチームといえば、クリーブランドを本拠地とするキャバリアーズ。この日は王者が本拠地で迎える新シーズンの開幕戦であり、試合前には華々しい優勝セレモニーも開催されるなど大盛況。
試合の方もキャバリアーズがニックスを117-88と圧倒し、白星発進に成功。そしてその後、すぐお隣で行われた野球のワールドシリーズでもインディアンスが勝利と、クリーブランドのスポーツ史に残る“最高の一日”となった。