毎回ピンチも序盤3回を無失点
日本シリーズ第4戦(札幌ドーム)の先発を任された広島のドラフト1位右腕・岡田明丈が、2回に自己最速を更新する154キロをマークした。
初回を無失点で乗り切った岡田は2回、先頭の5番近藤に対して投じた5球目が、自己最速タイとなる153キロを計測した。その近藤を四球で歩かせたあと一死満塁のピンチを招いたが、9番中島を空振り三振に仕留め二死。そして1番岡への投じた2球目の直球が、自己最速を更新する154キロをマークした。
岡を2球で2ストライクと追い込むと、最後はスライダーでタイミングを外し二ゴロ。二死満塁のピンチを無失点で凌ぐと、続く3回も二死から二、三塁のピンチを招いたが、最後は6番レアードを遊ゴロに退けた。
岡田は即戦力右腕としてドラフト1位で加入。1年目は先発15試合、中継ぎ3試合の計18試合に登板し、4勝3敗、防御率3.02の成績を残し、新人ながらも日本シリーズ先発のチャンスを掴み取った。