ニュース 2016.11.05. 11:15

ソフトB・森福がFA権行使へ 気になる右打者の成績は?

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ソフトバンクからFA宣言した森福允彦

森福がFA権行使へ


 ソフトバンクの森福允彦が4日、FA権を行使するとの報道が出た。

 森福は貴重な左のリリーフとして、11年から14年まで4年連続で50試合以上に登板。昨季は成績不振で32試合に登板し、防御率5.82と精彩を欠いたが、今季は開幕から21試合連続無失点を記録するなど50試合に登板して、防御率2.00と復活した。

 日本ハムとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦では、西川遥輝、中島卓也、大谷翔平を三者三振に抑えている。ソフトバンクには欠かせないリリーバーだ。


対右打者の成績は


 今回、国内FA権を表明した理由として、左のワンポイントで起用することへの不満があると報道されている。では、一軍に定着した2010年から6年間の左打者と右打者の被打率はどうなっているのだろうか。

【2010年】
左:.164(55-9)
右:.221(113-25)

【2011年】
左:.152(79-12)
右:.218(119-26)

【2012年】
左:.221(77-17)
右:.184(125-23)

【2013年】
左:.167(102-17)
右:.233(86-20)

【2014年】
左:.170(100-17)
右:.246(61-15)

【2015年】
左:.269(52-14)
右:.458(24-11)

【2016年】
左:.242(91-22)
右:.250(4-1)

 今季左のワンポイントで起用されたように、10年、11年、13年、14年と4度左打者の被打率を1割台に抑え込むなど、しっかりと封じている。

 一方、右打者に対してはというと、工藤公康監督が就任した15年に右打者に対して被打率.458(24-11)と打ち込まれてしまったことが関係しているのか、今季は左のワンポイントでの起用が多かったため、6打席しか対戦していない。

 それでも、セットアッパーの地位を確立していた14年までは左右関係なく登板していたため、右打者との対戦が多かった。特に12年は右打者に対して、.184(125-23)と被打率は1割台と抑え込んだ。各球団の右打者との対戦成績(10年以降)を見ても、3年連続100打点をマークした中田翔(日本ハム)に対して被打率.222(18-4)と抑えている。陽岱鋼(日本ハム)も被打率.250(12-3)だ。

 森福は、左右関係なくマウンドに上がることを必要とする球団に移籍するのか。それとも、ソフトバンクに残留するのか…。森福の動向に注目だ。
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