15年ぶりの日本人新人王なるか!?
BBWA(全米野球記者協会)は7日、同協会が選出する各タイトルの最終候補者3名を発表。日本人選手では、ドジャースの前田健太がナ・リーグの新人王の最終候補に選出された。
前田は今季32試合に先発して16勝をマーク。177回と2/3を投げて1イニングあたりに何人の走者を出したかを表すWHIPは1.14と、シーズンを通して先発として安定した結果を残したことが評価された。
しかし、ライバルも強力。最大の壁はチームメイトでリーグMVPの最終候補にも選出されているコーリー・シーガー。シーズン193安打を放ち、ドジャースのショートとして歴代最多となる26本塁打を記録した男が新人王の本命と見られている。
日本人選手では過去に野茂英雄(1995年)、佐々木主浩(2000年)、イチロー(2001年)の3選手が新人のタイトルを受賞。前田が受賞となれば、日本人選手としては15年ぶり4度目の受賞となる。
なお、各タイトルの受賞者は、現地時間の今月14日から17日にかけて発表され、最優秀新人賞は14日に発表される。
最優秀新人賞
(14日発表)<ナ・リーグ>前田健太(ドジャース)
32試 16勝11敗 奪三振179 防御率3.48 WHIP 1.14
コーリー・シーガー(ドジャース)
157試 打率.308 本塁打26 打点72 安打193 OPS.877
トレア・ターナー(ナショナルズ)
73試 打率.342 本塁打13 打点40 安打105 OPS.937
<ア・リーグ>
マイケル・フルマー(タイガース)
26試 11勝7敗 奪三振132 防御率3.06 WHIP 1.20
タイラー・ネークイン(インディアンス)
116試 打率.296 本塁打14 打点43 安打95 OPS.886
ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
53試 打率.296 本塁打20 打点42 安打60 OPS 1.023
日本人選手の新人王受賞者
・1995年:野茂英雄(ドジャース)28試 13勝6敗 奪三振236 防御率2.54 WHIP 1.06
・2000年:佐々木主浩(マリナーズ)
63試 2勝5敗37セーブ 奪三振78 防御率3.16 WHIP 1.16
・2001年:イチロー(マリナーズ)
157試 打率.350 本塁打8 打点69 盗塁56 安打242 OPS.838
なお、その他の各タイトル候補者は以下のとおり。
最優秀監督賞
(15日発表)<ア・リーグ>ジェフ・バニスター(レンジャーズ)
テリー・フランコーナ(インディアンス)
バック・ショーウォルター(オリオールズ)
<ナ・リーグ>
ダスティ・ベイカー(ナショナルズ)
ジョー・マッドン(カブス)
デーブ・ロバーツ(ドジャース)
サイ・ヤング賞
(16日発表)<ア・リーグ>コリー・クルバー(インディアンス)
リック・ポーセロ(レッドソックス)
ジャスティン・バーランダー(タイガース)
<ナ・リーグ>
カイル・ヘンドリックス(カブス)
ジョン・レスター(カブス)
マックス・シャーザー(ナショナルズ)
最優秀選手賞
(17日発表)<ア・リーグ>ホセ・アルテューベ(アストロズ)
ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
マイク・トラウト(エンゼルス)
<ナ・リーグ>
クリス・ブライアント(カブス)
ダニエル・マーフィー(ナショナルズ)
コリー・シーガー(ドジャース)