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抑え失敗、守護神交代…不振が目立ったクローザー

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不安定な投球が目立った巨人の沢村拓一(C)KYODO NEWS IMAGES

巨人・沢村は不安定な投球が目立った


 12日に行われた侍ジャパンの強化試合、オランダ戦で2点リードの9回に大瀬良大地(広島)が3点を失い逆転を許した。延長10回に大野奨太(日本ハム)のタイムリーでサヨナラ勝ちを収めたが、WBCに向けて勝ち試合の最後を締めくくる守護神の不安定さを露呈する形となった。

 今季を振り返っても、各球団の守護神たちの抑え失敗、守護神交代が目立った印象だ。抑え失敗でいうと、最多セーブを獲得した沢村は不安定な投球が目立った。

 4月28日の阪神戦では、8回1失点と好投した菅野智之の後を受けて、2点リードの9回からマウンドをあがるも2失点。7連勝で首位・広島と5.5ゲーム差で迎えた8月7日の広島戦では、1点リードの9回から登板し、簡単に2アウトまで漕ぎつけたが、菊池涼介にソロ、新井貴浩にタイムリーを浴びサヨナラ負け。9月30日の阪神戦でも、1点リードの9回に福留孝介のタイムリー、俊介の犠飛でサヨナラ負けを食らった。

 リードを守れないケースもあったが、5と7月は8試合に登板して6セーブ、防御率0.00を記録するなど、見事な火消しを見せた。絶対的な“守護神”となるためにも、来季以降は好不調の波を減らしたいところだ。


シーズン中に守護神を変更したケースも


 守護神交代のケースでは、日本ハム、オリックス、中日、ヤクルト、ロッテがそうだった。中でも日本ハムは、守護神を変更してチームの状態が上向いた。春先は昨季39セーブを挙げた増井浩俊が抑えを務めていたが、開幕から失敗が目立ち3・4月の月間防御率は7.71と苦しんだ。二軍で再調整する時期もあったが調子が上がらず、6月途中からマーティンが抑えに回った。

 マーティンは6月19日の中日戦で抑え転向後、初セーブを記録すると、安定した投球でそのまま定着。21セーブをマークした。ソフトバンクと激しい優勝争いを繰り広げている中、9月4日のオリックス戦後に左足の痛みを訴え、同月6日に戦線離脱。故障のためリーグ優勝、日本一のマウンドには上がれなかったが、抑えに転向してから1度も失点を許さなかった。

 抑えて当たり前、失敗が許されないなどかなりのプレッシャーがかかる抑えというポジション。今季は各球団、抑えに苦しんだ印象だが、来季は安定した投球を披露する守護神が1人でも増えて欲しいところだ。


12球団の最多セーブ投手


【日本ハム】
マーティン
52試 2勝0敗21S 防1.07

【ソフトバンク】
サファテ
64試 0勝7敗43S 防1.88

【ロッテ】
西野勇士
42試 3勝6敗21S 防3.35

【西武】
増田達至
53試 3勝5敗28S 防1.66

【楽天】
松井裕樹
58試 1勝4敗30S 防3.32

【オリックス】
平野佳寿
58試 4勝4敗31S 防1.92

【広島】
中崎翔太
61試 3勝4敗34S 防1.32

【巨人】
沢村拓一
63試 6勝4敗37S 防2.66

【DeNA】
山崎康晃
59試 2勝5敗33S 防3.59

【阪神】
マテオ
52試 1勝3敗20S 防1.80

【ヤクルト】
秋吉亮
70試 3勝4敗19S 防2.19

【中日】
田島慎二
59試 3勝4敗17S 防2.44
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