主力野手7人が1億円プレーヤー
今年4月に日本プロ野球選手会から発表された球団別年俸の平均年俸で、初めて1位となったソフトバンク。今季はリーグ3連覇を逃したが、今オフも主力選手の年俸が高騰しそうだ。
4年連続ゴールデングラブ賞を受賞した今宮健太は、今季の年俸9000万円から5500万円増の1億4500万円でサイン。プロ7年目のオフに、初めて1億の大台に突破した。今宮が1億円に年俸到達したことにより、主力野手は7人が1億円プレーヤーとなった。
【主力野手】
内川 聖一 3億3000万円(未更改)
柳田 悠岐 2億7000万円(未更改)
本多 雄一 1億8000万円(未更改)
長谷川勇也 2億円(未更改)
今宮 健太 1億4500万円
中村 晃 1億2000万円(未更改)
今宮を除いた主力選手は、契約更改を行っていないが、松田宣浩、内川聖一、長谷川勇也などは複数年契約を結んでおり、年俸の変動はおそらくないだろう。3年契約が切れる本多雄一は近年、規定打席に届かなかったものの打率.280を記録し復活。中村晃は複数年連続打率3割の記録は途切れたが、出塁率は.416をマークするなど減俸することは考えにくい。最高出塁率のタイトルを獲得した柳田も、1億円を割ることがありえないことを考えると、来年は1億円以上の日本人野手が7人になりそうだ。
3億円以上の日本人が6人
1億円プレーヤーの野手を7人抱えるソフトバンクは、やはり高額年俸の日本人選手が多い。チーム内の日本人トップは、12月7日に契約更改した和田毅、9日に契約更改した摂津正、まだ契約更改を終えていない松坂大輔、松田の4億円だ。ちなみに今季12球団で、日本人選手が4億円以上4人在籍する球団はソフトバンクだけとなっている。
3億円以上4億円未満の選手を見ても、五十嵐亮太が3億5000万円、内川が3億3000万円と2人いる。不動の3番打者2億7000万円の柳田も、今オフの契約更改で3000万円以上アップすることになれば、3億円プレーヤーがさらに増える。
また、高額年俸の選手が多いことで、年俸1億2000万円だった森福允彦がFAランクCランクで補償が発生しないということもあった。
柳田、中村晃など主力選手の契約更改が多く残されており、どのような金額でサインするのか非常に注目だ。
※金額は推定
※年俸は16年12月12日時点