日本球界ではエースナンバー
日本ハムは21日、岡大海外野手の背番号が「31」から「18」に変更すると発表した。
岡は球団を通じて「入団してから怪我が続いていたので心機一転、新しい番号でチームに貢献できるよう頑張ります。『18』という数字は野球界ではエースナンバーなので、責任を持って自分らしいプレーをしていきたいと思います」とコメントした。
日本野球界の背番号「18」といえば、藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄、近年では松坂大輔、田中将大、前田健太などそうそうたる面々が挙がる。いつしか球団の枠を越え、“エースナンバー”と呼ばれる番号となった。
今季も三浦大輔(DeNA)、松坂大輔(ソフトバンク)、斎藤佑樹(日本ハム)など12球団中10球団の投手が背負った。
日本では投手の番号となっている「18」だが、野手が着けていたケースはあったのだろうか…。日本球界では87年に大洋(現DeNA)でプレーしたシクスト・レスカーノがそうだ。メジャー通算148本塁打を放ったレスカーノだったが、わずか20試合、打率.217、3本塁打、7打点の成績に終わり、同年限りで退団となった。ちなみに来季、岡が「18」を背負うまで、日本球界ではレスカーノを最後に、同番号を着けた野手はいなかった。
メジャーでは野手もつける「18」
メジャーでは、背番号「18」を着ける野手は、ベン・ゾブリスト(カブス)、ディディ・グレゴリアス(ヤンキース)、ミッチ・モアランド(レンジャーズ)、アーロン・ヒル(レッドソックス)などかなり多い。
ゾブリストはレイズ時代の06から長年、背番号「18」をつける。カブスでプレーした今季は147試合に出場して、打率.272、18本塁打、76打点の成績を残した。インディアンスとのワールドシリーズでは第7戦、決勝タイムリーを放ち、同シリーズのMVPに輝いた。
背番号が変更となった岡は、メジャーの野手のように「18」を着けて活躍することができるか注目だ。