リリーフ陣の年俸トップは?
今季58試合に登板し日本ハムのリーグ優勝に貢献した谷元圭介(日本ハム)、2年連続で70試合以上登板した秋吉亮(ヤクルト)、シーズン途中から抑えを務めた益田直也(ロッテ)が今オフ1億円プレーヤーとなった。
彼らはリリーフを専門にする投手。地味な役割ではあるが、チームを勝利に導く上で非常な重要なポジションだ。しかし、野手や先発投手に比べると、年俸の上がり幅が大きくない印象を受ける。リリーフを専門にする現役の日本人投手(NPBのみ)で、1億円を超える選手はどのくらいいるのだろうか…。
リリーフで最も年俸が高いのは3億5000万円の五十嵐亮太(ソフトバンク)と平野佳寿(オリックス)の2人。五十嵐は2年契約1年目の今季、左太もも裏の肉離れで離脱するなど、ソフトバンク移籍後ワーストとなる33試合の登板にとどまった。
一方の平野は、抑えのコーディエに繋ぐセットアッパーで開幕したが、シーズン早々に抑えへ配置転換。6月28日の楽天戦から9月15日の日本ハム戦にかけて、26試合連続無失点を記録するなど、58試合に登板して、4勝4敗31セーブ、防御率1.92と抜群の安定感を誇った。
その他、史上初となる9年連続60試合登板を達成した山口鉄也(巨人)が3億2000万円、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した宮西尚生(日本ハム)が2億円で契約更改した。
投手分業制が確立され、中継ぎ、抑え投手の価値が高まってきているといえるだろう。来季以降もリリーフ投手たちの活躍に期待したいところだ。
年俸1億円以上のリリーフ投手
五十嵐亮太(ソフトバンク)
年俸:3億5000万円
成績:33試 0勝1敗 防3.62
平野佳寿(オリックス)
年俸:3億5000万円
成績:58試 4勝4敗31S 防1.92
山口鉄也(巨人)
年俸:3億2000万円
成績:63試 1勝6敗1S 防4.88
宮西尚生(日本ハム)
年俸:2億円
成績:58試 3勝1敗2S 防1.52
沢村拓一(巨人)
年俸:1億5000万円
成績:63試 6勝4敗37S 防2.66
益田直也(ロッテ)
年俸:1億2000万円
成績:61試 3勝2敗14S 防1.83
秋吉亮(ヤクルト)
年俸:1億1000万円
成績:70試 3勝4敗19S 防2.19
谷元圭介
年俸:1億円
成績:58試 3勝2敗3S 防2.32
牧田和久(西武)
年俸:1億円
成績:50試 7勝1敗 防1.60
(金額は推定)