コラム 2016.02.02. 11:30

巨人、貧打解消へ  メジャー122発男がカギ握る

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貧打解消に活躍が期待される巨人のギャレット

貧打に泣いた巨人打線


 昨季、セ・リーグ4連覇を目指した巨人は、シーズンを通して貧打に泣き2位に終わった。チーム打率(.243)はリーグワーストながら、得点数は同4位。得点2位のDeNAより僅かに19点少ないだけだった。

 2015年セ・リーグ打撃成績(※()はリーグ順位)
【チーム打率】
ヤクルト .257(1位)
中日 .253(2位)
DeNA .249(3位)
阪神 .247(4位)
広島 .246(5位)
巨人 .243(6位)

【得点】
ヤクルト 574(1位)
DeNA  508(2位)
広島   506(3位)
巨人   489(4位)
中日   473(5位)
阪神   465(6位)

 打撃成績を見れば昨季のセ・リーグはヤクルト打線が頭2つ抜きんでていたことが分かる。しかし、巨人は防御率1点台の2人、菅野智之とマイコラスを中心としたリーグ屈指の投手力でヤクルトとの差を埋め、その差は僅か1.5ゲーム。2年ぶりのセ界制覇には貧打解消が必須事項となる。

 阿部慎之助、坂本勇人、長野久義らの中軸は、良くも悪くもある程度計算は立つ。そこでカギを握りそうなのが、推定年俸3億円という大型契約で加入した左打ちのギャレット・ジョーンズ(登録名:ギャレット)だ。

 メジャー通算122本塁打という実績をひっさげて、G打線の中核を期待されているが、2010年から5年連続100三振以上という点も含めて日本野球への適性に疑問の声も上がっている。さらに左投手にめっぽう弱く、通算122本塁打のうち左投手から放ったのは僅かに17本。打率も対右の.265に対して、左投手には.194と偏っている。

 昨季巨人は外国人打者がそろって打線の足を引っ張った。アンダーソンは83試合で打率.252、7本塁打、31打点に終わったが、これはまだマシなほう。セペダは20試合で21打数ノーヒット、途中加入のフランシスコとカステヤーノスは2人合わせても11試合出場で5安打(打率.132)、本塁打なし、2打点という散々な成績に終わった。

 外国人打者に苦しんだという点では優勝したヤクルトも同じで、昨季1軍でプレーしたバレンティン・ミレッジ・デニングの3人の合算打率と本塁打は巨人勢4人の合算をも下回った。ヤクルトは上記3人のうちバレンティンのみが残留し、新外国人の獲得もなかった。しかしバレンティンはケガさえなくフルシーズン出場できれば30本塁打は計算できる。そうなると、ギャレットがそれに近い活躍を見せなければ、巨人打線とヤクルト打線の差は埋まらないだろう。

 ギャレットが年俸に見合う活躍ができれば、リーグ屈指の投手力を持つ巨人を中心に優勝争いは展開する可能性は高い。しかし大型扇風機化すれば……。今季の巨人打線はギャレットのバットに懸かっている。

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