コラム 2016.05.03. 08:00

高橋監督も絶賛! 勝負強さ際立つ巨人・立岡

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勝負強い打撃を披露する巨人の立岡宗一郎 (C)KYODO NEWS IMAGES

チャンスメイクだけでなく長打力も発揮!


 昨季、キラ星の如く現れ巨人の1番センターの座を奪ったのは、規定打席未到達ながら、打率.304の成績を残した立岡宗一郎(巨人)である。今季は1番だけでなく2番もこなしながら、出塁率.333(リーグ18位)とチャンスメーカーとしての役割をきっちりと果たしている。

 さらに、今季の立岡には長打もある。昨年まで、通算本塁打数は0だったが、今季は4試合目にしてプロ初となる本塁打を放った。「たまたまです」と本人は謙遜したが、翌日には2試合連続の本塁打をライトスタンドに叩き込み、外野の間を抜く打球にも力強さが感じられる。長打率を見ても、2015年の.348から現時点で.383と伸ばしてきた。昨年のセリーグ平均長打率が.359。このペースを維持できれば、並の打者よりも長打が打てることになる。もちろんパワーヒッターとは言えないが、「1発もある」と相手バッテリーに思わせるだけでも大きな武器だ。


かつての天才打者も手放しで褒める活躍


 また、今季の立岡は試合を決める“勝負強さ”も際立っている。昨季はシーズンを通して103本のヒットを積み上げたが、試合を決める決勝打は2度だけだった。だが、今季はすでに3度の決勝打を放っている。しかもその内2度は延長戦で放った価値あるものだ。今季初めて決勝打となる3塁打を放った4月1日の広島戦のヒーローインタビューでは、「自分のスイング、芯に当てることだけを考えた」と答えた立岡。ここ一番での集中力を発揮した。

 4月3日の広島戦も見事だった。延長12回一死一塁の場面、相手投手は最速153キロを誇る豪腕外国人・ジャクソン。その外角への初球を立岡は狙い打ったかのように、左中間への2塁打を放った。足のスペシャリスト・鈴木尚広がホームインし、決勝点に。雨のなか4時間を超える試合であったが「打った球は覚えていない」というほど打席に集中していたという。かつて、天才打者と称された高橋由伸監督も、「今年の立岡は本当に内容のいい打撃をしている」と手放しで褒めるほどだ。

 立岡は被災地・熊本県の出身だ。4月19日に熊本市で予定されていた巨人対中日戦は、熊本地震の影響で残念ながら中止となってしまった。3度目の決勝打を打った4月24日の試合後は、「活躍をして熊本、九州に元気な姿を届けたい」と故郷を思う気遣いも見せた。

 巨人の開幕ダッシュを引っ張った“熊本男児”。きっと、地元を勇気づけ、リーグを代表する左打者に成長していくことだろう。

文=松本祐貴(まつもと・ゆうき)

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