高橋由伸新監督となった巨人。春季キャンプでは、阿部慎之助をふたたび捕手に戻すことを決断し、今季の目玉になった。だが、右肩痛のため、開幕二軍スタート。現状では「打つ方は大丈夫だが、投げるのがちょっと…」という状態。いったい、復帰するのはいつごろなのか。巨人ファンならずとも、気になるところだ。
捕手専念。もしかしたら、それが阿部の足かせになっているのかもしれない。4月中旬に、高橋監督が阿部の状態を確認。その結果、復帰時期はまったく目途が立たないという。右肩の不安が解消されていない状況が続いているという。当初の予定では、4月中に二軍戦に出場し、5月初旬に一軍へ復帰するはずだった。そんなプランがすべて白紙の戻ってしまった。一軍復帰は6月以降にずれこむことになった。
正捕手は現在、小林誠司が務めている。球界きってのイケメンが、開幕から元気一杯。勝負強い打撃にはもともと定評があった。だが、問題はインサイドワーク。巨人の村田コーチは「小林は成長していると思うよ。ここまで、よくやっている」と話すが、プロ3年目がシーズンを通して活躍できるほど、甘いポジションではない。
阿部の力は必要になってくるはずだ。まだ、37歳。老け込む年齢ではない。巨人の歴代捕手の中で、真の4番打者を務めたのは阿部だけだ。2004年4月には、6試合連続本塁打を放ち、4月に月間本塁打16本を記録。これは王貞治の球団記録を更新し、門田博光(南海)、江藤智(広島)と並ぶ当時の日本タイ記録だ。この年の5月には、開幕から33試合目で20本塁打を放った。
12年には打率.340、104打点で二冠に輝くなど、常に巨人の打撃陣の中心選手だった。積み重ねた安打は1813本。本塁打は361本。2000本安打までは残り187本に迫り、400本塁打までも残り39本。阿部ならば、達成できる十分可能な数字だろう。
だが、阿部の真骨頂は打撃そのものより、キャプテンシーだ。07年から14年まで主将を務め、若手選手の緊張感のないプレーには、厳しい言葉で叱咤激励することも、たびたびあった。思い出すのは、沢村拓一投手が情けない投球をしたときに、マウンド上で、ミットで頭をたたいた姿。厳しい態度で、若手選手に接する阿部は、主将の役割を十分に発揮した。
長年巨人の正捕手として、チームを支えた阿部。コンディションを整え、一日でも早く東京ドームのファンの前でプレーしたいところだ。
捕手専念。もしかしたら、それが阿部の足かせになっているのかもしれない。4月中旬に、高橋監督が阿部の状態を確認。その結果、復帰時期はまったく目途が立たないという。右肩の不安が解消されていない状況が続いているという。当初の予定では、4月中に二軍戦に出場し、5月初旬に一軍へ復帰するはずだった。そんなプランがすべて白紙の戻ってしまった。一軍復帰は6月以降にずれこむことになった。
正捕手は現在、小林誠司が務めている。球界きってのイケメンが、開幕から元気一杯。勝負強い打撃にはもともと定評があった。だが、問題はインサイドワーク。巨人の村田コーチは「小林は成長していると思うよ。ここまで、よくやっている」と話すが、プロ3年目がシーズンを通して活躍できるほど、甘いポジションではない。
阿部の力は必要になってくるはずだ。まだ、37歳。老け込む年齢ではない。巨人の歴代捕手の中で、真の4番打者を務めたのは阿部だけだ。2004年4月には、6試合連続本塁打を放ち、4月に月間本塁打16本を記録。これは王貞治の球団記録を更新し、門田博光(南海)、江藤智(広島)と並ぶ当時の日本タイ記録だ。この年の5月には、開幕から33試合目で20本塁打を放った。
12年には打率.340、104打点で二冠に輝くなど、常に巨人の打撃陣の中心選手だった。積み重ねた安打は1813本。本塁打は361本。2000本安打までは残り187本に迫り、400本塁打までも残り39本。阿部ならば、達成できる十分可能な数字だろう。
だが、阿部の真骨頂は打撃そのものより、キャプテンシーだ。07年から14年まで主将を務め、若手選手の緊張感のないプレーには、厳しい言葉で叱咤激励することも、たびたびあった。思い出すのは、沢村拓一投手が情けない投球をしたときに、マウンド上で、ミットで頭をたたいた姿。厳しい態度で、若手選手に接する阿部は、主将の役割を十分に発揮した。
長年巨人の正捕手として、チームを支えた阿部。コンディションを整え、一日でも早く東京ドームのファンの前でプレーしたいところだ。