離脱者たちの顔ぶれがスゴい…
各チームが20試合前後を消化した現在、セ・リーグ首位を快走している巨人。高橋由伸新監督の下、しっかりと勝ちゲームを拾って行っているという印象だ。
だが、今の巨人には、首位に立っているのが不思議なくらいに負傷者が多発しているという現実をご存じだろうか。離脱者を並べてみると、一軍にいてもおかしくないような選手が何と10人もいる。その状況は以下の通り。
【巨人の主な離脱者まとめ】
マイコラス 『右肩の違和感』 ※復帰時期未定
桜井俊貴 『右肘の違和感』 ※復帰時期未定
阿南 徹 『左肘の違和感』 ※復帰時期未定
杉内俊哉 『右股関節手術』 ※オフに手術、復帰時期未定
田中大輝 『左肩の関節痛』 ※オフに手術、復帰時期未定
大竹 寛 『左太もも肉離れ』 ※ファームで実戦復帰
西村健太朗 『右肘手術』 ※オフに手術、三軍で実戦復帰
▼ 捕手
阿部慎之助 『右肩痛』 ※ファームで実戦復帰
▼ 外野手
橋本 到 『右太ももの肉離れ』 ※全体練習には復帰
アンダーソン 『左肘手術』 ※オフに手術、復帰時期未定
ご覧のように、そうそうたる顔ぶれ。投手だけでも7人おり、田中、阿南を除く5投手はいずれも主戦級だ。
先発陣では昨年チーム最多勝を挙げたマイコラスをはじめ、FA加入の杉内と大竹、さらにはドラ1ルーキーの桜井までもが離脱。リリーフ陣もかつては守護神を務めた西村健太朗が三軍戦で復帰はしたが、その投球内容は苦しいものとなっている。
野手も、相川亮二は一軍復帰を果たしたものの、今年から捕手に戻る大黒柱・阿部の離脱はチームにとって大きい。外野手の2人も、アンダーソンの場合は新外国人のクルーズとギャレットのコンビが奮闘を見せており、橋本のところも立岡宗一郎が活躍を見せているとはいえ、心許ない状況はつづく。
首位を走るチームにこの10人が復帰したら、一体どんな戦力になるのか……。新生・巨人の戦いぶりはもちろんのこと、復帰を目指す選手たちの動向からも目が離せない。