○ ドジャース 9 - 1 ジャイアンツ ●
<現地時間24日 ドジャー・スタジアム>
ナ・リーグ西地区首位のドジャースが現地時間24日、本拠地でのジャイアンツ戦で勝利を收め、2年連続の地区優勝を決めた。
マジック「1」で迎えたこの試合、ドジャースの絶対的エース・カーショウはこの大一番でもメジャー最高投手と呼ばれる所以を我々に見せつけた。
まずは3回、守備で魅せる。無死二三塁のピンチで9番ハドソンが放ったピッチャー返しの打球に対し、カーショウは右手のグラブを背中から回して反応。抜けていれば最低でも1点という打球を見事に処理し、投ゴロに仕留める。
その後、味方の野選により点を失ったカーショウであったが、0-1で迎えた5回、二死三塁のチャンスで打席に入ると、ジャイアンツ先発・ハドソンの高めに浮いたカットボールを見事に捕らえ、セカンドの左を破った速いゴロがガラ空きの右中間を真っ二つ。カーショウは投手とは思えないほどの激走で一気に三塁まで陥れ、同点の適時三塁打。球場からはMVPコールが沸き上がった。
続くチャンスで得点とはならなかったが、カーショウのファイトに打線が応える。6回、先頭の2番プイグが外寄りのシンカーを逆らわずに弾き返すと、打球はそのまま右翼席へ。昨年、チームに彗星のごとく現れたニューヒーローの16号ソロでドジャースが試合をひっくり返す。ムードメーカーの一発で勢いに乗った打線はメジャー通算214勝の大ベテラン・ハドソンをノックアウトし、代わった2番手・ロペスから6番クロフォードが2点適時二塁打、さらに続くウリベにも適時打が飛び出し、この回一挙4点。優勝を大きく手繰り寄せた。
カーショウは8回まで投げて1失点。8回、最後の打者を151キロの速球で空振りの三振に斬って取ると、球場はこの日一番のMVPコールに包まれた。その裏さらに4点を追加し、9回はウィルソンが締めたドジャースが9-1で勝利。2年連続となる地区優勝を決めた。
カーショウは2011年以来、自己最多タイとなるシーズン21勝目を挙げ、防御率は脅威の1.77。これはリーグを越えてメジャー全体で見ても圧倒的な成績。またこの試合で三振を11個奪ってシーズン239奪三振とし、レッズのクエトとナショナルズのストラスバーグを抜いて三振数でリーグ1位に浮上。投手3部門でリーグトップに躍り出た。
ドジャースの最大の強みはなんといっても投手陣。先発陣は21勝(3敗)のカーショウを筆頭に16勝(8敗)のグリンキー、14勝(7敗)の柳賢振、13勝(11敗)のハレンと4人で合計64勝を挙げている。加えて救援陣もクローザー経験者を4人も擁し、ウィルソンがここまで59試合に登板、ライト、リーグ、ハウエルと守護神であるジャンセンの4人はすでに60試合を越える登板数をマークするなど質・量共に充実の豪華投手陣による安定した戦いぶりが光った。
また打つ方でも現在リーグトップの112打点を挙げるゴンザレスが3番に座り、4番には9月だけで8本塁打22打点を挙げる絶好調・ケンプが構えるなど、1番から7番までが打率.270を越えるという切れ目のない打線を形成している。
ここ10年で4度の地区優勝に輝きながらも、最後に世界一になったのは1988年までさかのぼる。投打に安定した戦いぶりを見せるドジャースが、26年ぶりの悲願達成に挑む。
<現地時間24日 ドジャー・スタジアム>
ナ・リーグ西地区首位のドジャースが現地時間24日、本拠地でのジャイアンツ戦で勝利を收め、2年連続の地区優勝を決めた。
マジック「1」で迎えたこの試合、ドジャースの絶対的エース・カーショウはこの大一番でもメジャー最高投手と呼ばれる所以を我々に見せつけた。
まずは3回、守備で魅せる。無死二三塁のピンチで9番ハドソンが放ったピッチャー返しの打球に対し、カーショウは右手のグラブを背中から回して反応。抜けていれば最低でも1点という打球を見事に処理し、投ゴロに仕留める。
その後、味方の野選により点を失ったカーショウであったが、0-1で迎えた5回、二死三塁のチャンスで打席に入ると、ジャイアンツ先発・ハドソンの高めに浮いたカットボールを見事に捕らえ、セカンドの左を破った速いゴロがガラ空きの右中間を真っ二つ。カーショウは投手とは思えないほどの激走で一気に三塁まで陥れ、同点の適時三塁打。球場からはMVPコールが沸き上がった。
続くチャンスで得点とはならなかったが、カーショウのファイトに打線が応える。6回、先頭の2番プイグが外寄りのシンカーを逆らわずに弾き返すと、打球はそのまま右翼席へ。昨年、チームに彗星のごとく現れたニューヒーローの16号ソロでドジャースが試合をひっくり返す。ムードメーカーの一発で勢いに乗った打線はメジャー通算214勝の大ベテラン・ハドソンをノックアウトし、代わった2番手・ロペスから6番クロフォードが2点適時二塁打、さらに続くウリベにも適時打が飛び出し、この回一挙4点。優勝を大きく手繰り寄せた。
カーショウは8回まで投げて1失点。8回、最後の打者を151キロの速球で空振りの三振に斬って取ると、球場はこの日一番のMVPコールに包まれた。その裏さらに4点を追加し、9回はウィルソンが締めたドジャースが9-1で勝利。2年連続となる地区優勝を決めた。
カーショウは2011年以来、自己最多タイとなるシーズン21勝目を挙げ、防御率は脅威の1.77。これはリーグを越えてメジャー全体で見ても圧倒的な成績。またこの試合で三振を11個奪ってシーズン239奪三振とし、レッズのクエトとナショナルズのストラスバーグを抜いて三振数でリーグ1位に浮上。投手3部門でリーグトップに躍り出た。
ドジャースの最大の強みはなんといっても投手陣。先発陣は21勝(3敗)のカーショウを筆頭に16勝(8敗)のグリンキー、14勝(7敗)の柳賢振、13勝(11敗)のハレンと4人で合計64勝を挙げている。加えて救援陣もクローザー経験者を4人も擁し、ウィルソンがここまで59試合に登板、ライト、リーグ、ハウエルと守護神であるジャンセンの4人はすでに60試合を越える登板数をマークするなど質・量共に充実の豪華投手陣による安定した戦いぶりが光った。
また打つ方でも現在リーグトップの112打点を挙げるゴンザレスが3番に座り、4番には9月だけで8本塁打22打点を挙げる絶好調・ケンプが構えるなど、1番から7番までが打率.270を越えるという切れ目のない打線を形成している。
ここ10年で4度の地区優勝に輝きながらも、最後に世界一になったのは1988年までさかのぼる。投打に安定した戦いぶりを見せるドジャースが、26年ぶりの悲願達成に挑む。